2009年12月03日

犬を飼う前の犬種選び

はじめまして!

TEAM WILLの代表とは長いことお付き合いがあり、このたびコラムを担当させていただくことになりました芝田です。
今までの犬人生の中での体験、気づきなど、を綴って行きたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します!

仕事上、犬のトリミングを通し沢山の犬、飼い主さんと関わってきました。
そして今現在もです。
また、自分の愛犬においてはドッグショーに出陳、ハンドリング、トレーニング、
繁殖、管理、介護、別れなどで沢山のことを愛犬から学ばせてもらいました。
犬と共に分かち合い、楽しいこと、辛いことを沢山経験しました。
そして、今現在も、尽きることなく沢山学んでいます!

犬と出会い、共に暮らし、または暮らしていなくとも、犬と関わった、
もしくは出会ったと言っても良いでしょうか、そのような方は沢山いらっしゃると思います。
犬に限らず人との出会い、または他の動物との出会い、
その「出会い」とは人生、そして「犬生」を左右すると言っても過言でない
ほどものだと思います。
その犬に出会ったことで人生、生活が変わった人が多いのではないでしょうか?
今回は犬と共により良い生活をする為のヒントとして、犬種選択についてお話したいと思います。

まず、犬を飼うきっかけ、共に暮らそうと決めたきっかけと言うものがあると思いますが、「どんな犬種が良いか?」と考える前に、たいていの日本人は、「この犬種が飼いたい!」と言う方が大勢です。
果たしてその犬種が「どんな犬種なのか・・・?」と考える方は少なく、
「○○さんが飼っているから・・・」「あの種類は賢そうだから」
「かわいいから」そのような安易な理由が大変多く、
犬種の選択をしていない方が大勢です。

果たして、その犬が生涯、健康で苦痛のない犬生を送ることが出来るのであろうか?
それにはもちろん、飼い主自身もその犬を飼うことで幸せな生活を送ることが出来るのであろうか?
費用はどれくらいかかるのか?犬との時間はどれだけ?病気は?などを、犬をお飼いになる前に考えていただき、
「命あるもの、神様から預かった大切な命」です。
その犬種についてもう少し知り、「生涯、適正飼養」を心がけていただきたいと願います。

今の日本では小型犬に人気があります。特に長毛犬種である犬達が多くです。
長毛犬種とは、「トリミング」が必要であるのですがそれもご存知でなく飼ってしまい、
毎月のトリミング代も回らず、1ヶ月1回位のトリミングが必要であるのに
数ヶ月に1回のトリミングで大変ひどい毛玉、被毛、皮膚の状態でトリミングに来る犬も少なくありません。

また、トリミングだけでなく、普段のブラッシングも必要です。
多くの方はトリミングの時にやってもらえれば・・・とお思いになっていらっしゃるようですが、
日頃からのブラッシングは皮膚への刺激で血行を促し、皮膚病の予防、被毛の艶を良くし、
毛の絡みも取りますので、健康管理のひとつでもあります。

皆さん、ご自分の髪の毛は毎日ブラシを通すのですから、
毎日と言わなくともぜひ、週に数回は愛犬にもしていただきたいですね。

また、しつけにおいては小型犬であっても中型犬であっても、犬である以上人間と共に生活していくには、
しつけは社会的にも飼い主の責任でもあります。
場合によってはご自分で修正が利かない場合はプロの訓練士さんにお願いする必要もあります。

よく、体が小さいから飼いやすいだろうと思って、とコーギーやダックスを選択される方が多くいらっしゃいますが、
どちらも犬種として作られた目的は、
コーギーは牧畜犬=牛のかかとを噛んだり吠えたりし、追ってまとめる犬。
ダックスは獣猟犬=穴の中に住んでいるアナグマやウサギを探して吠えて飼い主に知らせ、威嚇し追い出す犬、です。

どちらも、たくましい作業犬種です。
コーギーが走るものを見て吠え続け、後を追ったり、ダックスが何をするにもよく吠え、
常に飼い主と共に過ごしたがることは、どちらもその犬種が作られた目的から来るのです。
彼らの体の中には、なかなか抑えられない本能があり、
それが家庭犬として飼った時に問題行動としてマイナス部分で
現れたりすることがあります。

もちろん、それを上手にコントロールすることも可能ですが
このことを事前に知っているか知らないかでずいぶんと接し方、しつけ方が違ってきます。

このように、見た目や被毛の状態だけではなく性格面や運動量においては
犬種でその犬に費やす時間、体力、費用、または遺伝病などがある程度わかります。
何よりも、お互いのために見た目だけで選ぶのではなく、良くその犬種について調べ、
納得の上で選択することがお互いの幸せでもあります。


愛玩犬はその名の通り、愛されるために作られた犬です。
顔の作りが愛らしく子犬と同じようにかわいがられるために
丸い目をした犬が多く、またきれいな被毛を持っています。

愛されることを望み、そして飼い主を癒してくれるような動きや行動をします。
愛玩犬種の中には作出された当時、王宮で大切にかわいがられていた犬もいます。
気品が高くもありますが少々頑固な面を持ち合わせる犬も居ます。

愛玩犬種は「犬のためにしてげること」が大好きな方にはとても向いているのと同時に、
現代の日本の生活事情や心境を考えると大変人気があるのもうなずけますし、
ぴったりだと思います。

その他に、番犬として作られた犬種や闘犬としてとして作られた犬種や
鳥猟犬として作られた犬種などなど、色々な目的で犬種は作られました。
それぞれ作出目的によって大きさ、毛質、性格など違いが様々あります。
中には家庭犬には向かない犬種もいますし、犬種の違いで扱い方を
変えなければいけないこともあります。

もちろん、同じ犬種でも個々の性格に違いがありますが大体の見当はつきます。

犬種の選択においては純血種だけではなく、雑種犬でも同じです。
雑種犬の場合は体の大きさや容姿でだいたいのどの様な犬種が
入っているがわかります。
お知り合いからの紹介であれば親犬でだいたい見当はつきますし、
愛護センターなどから譲渡していただく場合は職員の方や獣医さんが
ある程度の見当はつくと思いますのでご相談されると良いかと思います。

そして忘れてならないのは、人間社会でも問題になっていますが愛犬が病気になった時のことや老後のことです。
私自身の考えですが、「自分で持ち上げられないサイズの犬は飼わないようにしよう」これが私の犬種選びのモットーです。

今までの愛犬達は病気、介護においても持ち上げることができ本当に
助かったと感じることが多々ありました。
それでも中型犬でしたから、長期間に渡り、看病、介護は
腰が悲鳴を上げていたくらいです。

愛犬が老後を迎えた時の自分や家族の体力、年齢、仕事、家庭環境、それらはもちろん変わることも考えられますが、
年はどんな生き物でも平等にとりますので、年を取るにつれて人間側も体力が落ちることはほぼ間違えないのです。
そのことを十分に頭に入れて、犬種の選択をしていく必要性があります。

もし、すでに大型犬をお飼い、もしくはご希望であれば、
もちろんTEAM WILLもそうですが、
病気の時や老後のことも考えて早い時期から看護、介護のお手伝いを
して下さるシッターさんなどのサービスや動物病院をリサーチしておくと良いかと思います。

このようなことを踏まえ、メインでお世話をする方だけではなく
ご家族と共によくお話し合い、時として専門家の意見も交えながら自分には?
我が家には?どんな犬種がベストで、共に良い生活が送って行けるのか?
と、問いかけ、決して無理のないように・・・無理は犬にも反映します。
しっかりと選択をしましたら、良い出会いがあることを願っていて下さい!

場合によっては、犬を飼うことを諦める、それもとても大切な愛のある選択です。

ある人が言いました。

「本当に犬が好きだったら、こんな多忙の生活の中で飼わないことが
本当の愛犬家なのでは?」と。

飼わなくても、ボランティアなどやその他で犬と関わりあうこと、
愛することは沢山出来ます。


犬と共に生活をしていくこと決めたらもちろん、よく選択した上でも大変なこともあるとは思いますが、

犬と共に1日1日を楽しく!そして最後に「あなたと出会えて良かった!」
そしてこれはとっても難しいことなのですが、
「ありがとう!」と言える最後が迎えられたら・・・と願っています。


ニックネーム nyo at 00:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする