2012年05月06日

本当の理由はシニアだからですか?

こんにちは!芝田です。
皆さん、本当にご無沙汰していました。
お元気でしたか?
前回より一年、本当に早いものです。
あっという間です!
自分ももちろん年を一年重ねていますが、
愛犬達は、一年が一年以上のスピードで年を重ねています。
特に高齢になると、ついこの前までは出来ていた事が出来なくなる、ということが出てきます。
しかし、通常多くは7歳以上をシニア(高齢犬)と称しますが、
私の経験上では、目に見えて「急に年をとった」と感じられるのは
もちろん個体差がありますが、多くは12歳以降に感じられます。
それ以前にも、口の周りに白髪が増えた、寝てばかりになった、などが見られますが、
それらは徐々にですが、「急に」と感じるのは12歳以降に多く感じます。

「急に」と感じられる場合には、色々と今までとは違う変化が多く現れるのでよく注意、観察する事をお勧めします。
何よりも病気であることが一番怖いので、まずは病気ではないのか?
という事をきちんと獣医師に相談をしてはっきりとさせておくことが大切です。

すべて、「きっと、歳のせいだわ」

これが一番禁物です。

歳のせいでかたづけられて、何よりも辛い思いをしているのは愛犬達です。
人間の都合で良いように解釈されるのはとても気の毒です。

「最近、お散歩の時にあまり歩かないのよ、きっと歳のせいだわ」

本当に歳のせいでしょうか!?

足や内臓系疾患が進んでいるかもしれません。

犬というのはしゃべれないので、ちょっとのことでは症状はわかりずらいものです。
人間だったら、「ちょっと足が痛いけど歩くのには支障はないよ。」
と、言えます。
それ以上進行すれば、「あ〜!もう痛い!歩けないよ〜」と言えますが、
犬の場合は、ビッコをひきながら飼い主さんが行くところにはついて行きます!と、
頑張って、ちょっと調子が悪いくらいな見た目で歩いてくれてしまうのです。
その時にはかなり痛い状況だと思います。
そこを気づいてあげられるかどうかです。

痛いのであれば原因究明をし、治療や場合によっては手術、お薬、サプリメントの使用、生活、食事指導でずいぶんと楽になれるし、もっと長く一緒に生活できることもあるでしょう。
足をひきづるのは、骨格系だけではなく、ガンや内臓系疾患から来る痛みの場合もありますし、
肥満を解消したら楽なることもあります。
手遅れになる前にいつもと違う様子が見られたら、すぐに獣医師に相談するのが一番です。

これは私の愛犬がかかった時に経験したことですが、
獣医師に相談する場合も、獣医師の得意分野によっても見方が全然違う場合もあります。
首を痛そうにしている時、整形外科が得意な先生は骨格系から疑いますし、
内分泌系を得意とする先生は、内臓からの痛みのせいでは?と内臓疾患から疑います。
注意するべきは、ずっと同じ方面からしか診てもらえず、違う方面を疑わない場合です。
場合によっては、病院を変更しセカンドオピニオンになる獣医師を探す必要もあるでしょう。

そして、確かにシニアの年齢に達したら体の変化があり、それなりのケアや食事であるフードの内容の変更などは必要ですが、
あまりに早いうちから、「もうシニアだから」と、決めつけないこと。

私としては、長生きになってきている犬達に、7歳くらいでも「もうシニアだから」と決めつけるのは、ちょっと早いしそれより、本当の原因はシニアだからですか?
変化が見られたら、まずは原因究明でしょう。

獣医師に相談以外にも、動物の看護師さん、毎月トリミング行っている犬はトリマーさんは細かいところまで見ているので、その方達や経験豊かなショップの定員さんに相談することも良いと思います。

また、健康状態に問題がなくても白髪が出た程度で、「もうシニア」は 愛犬に失礼に感じるような気がします。
気持ちの上ではまだまだ若者には負けまい〜!と、愛犬は張り切っているかもしれません。
近くで程よく見守りながら、変化を見落とさず、一緒に遊んだりお出掛けをしたり、
無理をしすぎない程度に一緒に楽しい時間を過ごしてください。

どんな年齢でも愛犬の健康は飼い主さんの観察力が一番です!

食欲はもちろん、水を飲む量、排便、排尿の様子、散歩での様子、などなど…
ちょっとした変化が表れていることを見逃さないようにして下さい。
目に見えておかしい時にはかなり進行していることが多々あります。

トリミングの際に以前と違う様子が見られ心配で飼い主さんに聞くと、よく、飼い主さんから聞く言葉が、
「食欲もあるし、散歩も元気に行くので大丈夫です!」
こんなに、太ってしまって呼吸が以前より荒いのに…!?

「ちょっといつもと違う」ということは、愛犬からのサインです!
大好きな飼い主さんが見逃さないであげてくださいね!


特に高齢犬に多く見られる「急に」な変化を記しておきます。
こんな様子が見られたら、本格的に高齢犬に達してきたサインかもしれませ。
ただ、病気のサインでもあるかもしれません。

「トイレを我慢出来なくなった」

・泌尿器系の病気、認知症の始まりの可能性かも?

まずは獣医師に相談し、病気ではない場合は認知症でなくても、
若い頃のように長い時間トイレを我慢できなくなることもあるので、
汚しても良いようにペットシーツを寝床に敷いたり、
場合によってはオムツの用意、サイズの確認を準備しておくと良いでしょう。
昨日は平気だったのに!ということがあり、
慌てて買いに行くことがあります。

「夜鳴きをするようになった」「昼間寝ていて夜起きて鳴く」「ずっと同じ所をグルグル歩くようになった」

・これらは認知症の表れの可能性があります

家族が夜に眠れなく、仕事や健康に支障が出ることもあります。
ご近所迷惑になることもあるでしょう。
飼い主が疲れてしまっては愛犬達もハッピーではありません。
獣医師に相談し、夜だけ睡眠薬のような愛犬が夜鳴きせずにすむ、お薬の処方や、
チームウィルのようなデイケアサービスを利用することをお勧めします。



「物にぶつかるようになった」

・白内障、網膜萎縮などの目の病気の疑いもあります

こちらも獣医師に相談と、物にぶつかって怪我をしたり、足腰が弱っている場合は倒れてパニックを起こすこともあります。
なるべく足元には物は置かず、犬が通りやすいようにしたり滑らないようにマットを敷いたり、足の裏の肉球に毛が被って滑ったりしないようにカットもまめにしてあげましょう。


「足をひきずる、後ろ足を上げたり、スキップをしているように見えたり、びっこをひくようになった」

・遺伝性股関節形成不全や膝蓋骨脱臼の可能があります。

靭帯損傷などの恐れやその他の病気の可能ももろんあります。
まずは、獣医師に相談です。
遺伝性股関節形成不全や膝蓋骨脱臼では、
重度の場合は、若いうちから上記のような症状がみられるようですが、
軽度の場合は筋肉がよく付き、関節が支えられている若いうちには症状がわかりにくいようです。
歳を重ねて運動量が減ってくると支えている筋肉が落ち、関節が外れたり外れやすくなります。
骨格構成は遺伝的なもので、あとで変わることはありません。
若いうちから自分の愛犬がどの様な関節、骨格構成をしているのかを知っておくことが大切です。
もし、重度の股関節形成不全であることがわかっていれば、一例ですが、事前に室内の床を滑らないようにし、足に負担がかからないようにしたり、激しい運動を控えるなどをすれば愛犬は辛い思いをせずに生活の質を上げてあげることができます。
動物病院にて、レントゲンの検査で獣医師による関節の診断をしていだだくこともできますし、
もし、より一層詳しい診断や関節炎のレベル診断には、日本動物遺伝病ネットワークという検査機関にて診断をしてもらうことができます。
もし、関節の状態が悪い場合は遺伝をしますので、子孫を繁殖することは好ましくありません。
これはモラルの問題ですが、自分の愛犬が辛い思いをしていることと同じように子孫に伝えてしまうのは、気の毒ではないでしょうか。
詳しくはこちらの

日本動物遺伝病ネットワーク

のホームページをご覧下さい。

http://www.jahd.org/index.html


「ちょっとした段差が登れなくなった」「登れていた階段が登れなくなった、降りられなくなった」

・筋肉が徐々に落ち始めている表れです

ソファーには小さな踏み台を用意してあげましょう。
急に楽に登れるのではなく、徐々に楽になるようにしてあげます。
この高さが登りずらそうになったら、スロープにしたり、と、段階を踏んで。
急に楽にすると筋肉も急に落ちてしまいます。
できるだけ、エクササイズのつもりで動けるうちは動いた方が早くに寝たきりにならずにすみます。

特に私は、できるだけ動けるうち、痛みなどがない場合は運動や遊びで体を動かしてあげることをお勧めします!
動かなくなってくると、とたんに筋肉も落ちてきます。
筋肉が落ちると寝たきりになるスピードも早いです。
散歩での歩く時間が遅くなってもゆっくりでも良いのです。
段差では少し手を貸して登れるのなら登らせてあげましょう。
マッサージをして、血流を促すと代謝も良くなります。
寝たきりになっても、補助道具を使いながら立たせて足を動かさせたり、
寝たままでも足を歩いているかのように動かしたり、
マッサージをして血流を促したりはオススメです。
シニアに入った早い時期から、チームウィルのような室内でエクササイズを
提案してくれるデイケアサービスを利用して、楽しみながら体を使うことも良いことです。

身体が動いていれば、血流は良くなり、代謝も上がり、気もめぐります。
寝たきりに多い便秘も、後ろ足を動かすことによって腸が刺激され出やすくなります。
出にくい場合は肛門の横をつまむようにして揉んだり、(肛門嚢に溜まっている臭い液体が出ることがあるので注意)
肛門の下のへっこみを指圧すると便が下に降りてくることがあります。

私は自分の犬が寝たきりになった時に、補助道具をつかながらも立たせてあげて、歩いているように足を動くようにしてあげると、便をするのを見て、排便、排尿での動くことの重要性を感じました。
もちろん、オムツ利用でわりと自由に出てきてしまう愛犬も居ますし、やっても出てこない場合がありますから、一日出ない場合は獣医師に相談するべきだと思います。
特に、尿は一日出ない場合は尿毒症になることがあるので要注意です。

高齢犬も沢山増え、お世話が大変になってきますが、今はインターネット等で高齢犬の飼い主さん同士の情報交換ができる時代です。ひとりではありませんよ。

歳をとった愛犬はとても愛しいものです。
子犬に帰ったようにわがままを言ったりもしますが、なぜか許してしまう愛しさです。


大変だけど、そこまで愛犬と一緒に居られる飼い主さんは、とても幸せ者だと思います。

どうか皆さんにも、そんな時が過ごせますように。




ニックネーム nyo at 14:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする