2010年09月20日

トリマーさん選び

みなさん、お元気でしたか?

この夏は暑かったですね!
ワンちゃん達は夏ばてしていませんでしたか?

やっと涼しくなり、ホッとしているところだと思いますが、
意外にも、この秋口こそ、一気に体調を崩すワンちゃんが多いので気を付けてくださいね。

お部屋の中で過ごすワンちゃんが多いので、夏は冷房を使用した室内と散歩に出た時の屋外でかなりの気温差があり、ワンちゃんなりに体力を使ってがんばっていたと思いますが、秋になって涼しくなり、ほっとして体調を崩すワンちゃんがとても多くなります。
特に高齢のワンちゃんや持病を持ったワンちゃんは気をつけてあげて下さい。

さて、今回は日頃何かとお世話になる、犬の職業のプロ達に付いてお話したいと思います。

まず、ワンちゃんを飼う上で何かと疑問が出てくることがあると思います。
食事、お手入れ、しつけ、健康管理や病気などなど…
本やインターネットで情報収集も飼い主としてはもちろん重要です!
知識を得ると言うことは何においても大切なことです。

でも、一つだけ注意していただきたいことは、生き物(もちろん、犬も人間も)の
例は、必ずしもみんな同じとは限らないことです。


例えば、足先の毛をかじる=皮膚炎 とは限らず、ストレスを感じたり、
暇をもてあまして起こす行動だったりすることがあります。

飼い主さんの目から見ることと、プロの型の目で見ることでは視点が違う場合があると言うことです。

飼い主さんとしては、ワンちゃんは家族同様なので、つい、人間的視点や感情でワンちゃんを観察しがちです。
もちろん、飼い主さんから見る視点は重要で、日頃のワンちゃんの行動やプロが気が付かない部分も見ることができるのでもちろん重要です。

しかし、プロが見れば、飼い主さんとは違う視点の生理的、本能的、行動学的視点でも見ることもができますし、その個体にあった良いアドバイスをしてあげることができます。

もし、気になることやわからないことがあれば、どんどんプロに聞くことは大切なことです。
自分で調べて、こうなんだろうな?と思いつつやってみても、逆にワンちゃんのためになっていないこともあります。
前回お話したお手入れについても、「えっ!!そうだったの?!」と思った方も多くいらっしゃったのではないでしょうか?

では、良いプロとはどんな方でしょうか?

身近なところで、トリマーさんでお話をしてみましょう。

トリマーさんはトリミング(犬のお手入れ)についてのプロとも言えますが、
その他にも沢山の知識を持ち合わせています。

美容に関する技術だけでなく、犬をコントロール技術も得ています。
なぜかと言えば、危ない刃物を利用しているので、ワンちゃんがじっとしていないと上手く仕事がこなせません。
中にはお手入れが嫌いで、噛み付いてくるワンちゃんもいます。
逆にうれしくて落ち着かないワンちゃんや怖がっているワンちゃんも居ます。
そのようなワンちゃんを上手くコントロールしていくのには、
そのワンちゃんの性格を見極め、そのワンちゃんに合った扱い方をしていかないと、
反抗したりで、なかなか仕事が上手く進められません。

また、ブラッシングやシャンプーやトリミングをしていくうちに、
皮膚の状態やその他の健康に関するトラブルを早期に見付けることができます。
毛に埋もれていて気が付かなかった、皮膚炎や、できものや、飼い主さんでは触らせてくれないデリケートな部分のトラブルも見付けて報告をしてくれます。

耳の中のお手入れもしますが、トリマーさんがやることはあくまでもお手入れまでです。
炎症を起こしていたり、状態がひどくなっている時にはすぐに獣医師に診察してもらうようお勧めします。
どうしてやってくれないの?と思う飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、その先は獣医師の領域です。
良かれと思い、過剰にお掃除をし、さらに状態を悪化させてしまうこともありますので、
獣医師の診察を勧めることが、正しい判断でしょう。

もし、トリミングに出した際いに、トリマーさんから報告をされたことは
大切なアドバイスだと思っておくと良いでしょう。


年齢的に若いトリマーさんも多いので、アドバイスを軽視されがちですが、
トリマーさんは少なくともトリマー養成学校を卒業している人がほとんどです。
JKC(ジャパンケネルクラブ)においては、A、B、C級の認定試験を実施し、資格を発行していて、JKCの指定校や養成校では規定の実習時間が決められており、その実習時間をクリアしているので、多くの実習授業を受けています。
少なくとも、1年間の実習授業でで100頭以上の犬達を扱い、2年間通っていれば、200頭以上の犬達を相手にしていますので、さまざまな犬達と接し、技術や知識を身を持って習得しています。

よく、こんなことを聞きます。
ワンちゃんのブラッシングや、ちょっとしたカットや足の裏のバリカンなど、
飼い主さんが教えて欲しいというので、見本を見せて教えてあげます。
では、やってみます!と言って飼い主さんは一生懸命やっているのですが、
なかなか上手くいきません。
そうすると「どうしてあなたみたいに上手くできないのかしら??」
とおっしゃるのですが…それは当然です!!
先程もお話した通り、自主社会に出ればそれ以上!トリマーさん達は沢山の経験を積んでいるのです!
そんな簡単にはできないのですよ。
技術です!!

トリミング料金も、「高いわ!」なんておっしゃるかもしれませんが、
ほとんどは技術料だと思って下さい。
人間の美容室もそうですよね?
ただ、短くバリカンで刈るのでしたら飼い主さんでもできるかもしれません。
しかし、はさみを使い、危ない目の周りや口の周り、嫌がる部分のカット、
そして、何よりもそのワンちゃんに合ったカットしてくれるのがプロのトリマーさんの技術です。

プードルならみんな同じにカットするんじゃないの?
と思うかもしれませんが、高い技術にトリマーさんであれば、
その子の欠点をカバーし、長所を上手く引き出してくれるカットをしてくれます。
また、性格や体調も見極めてスタイルの変化をお勧めもします。
どの犬種も同じではなく、犬種特有の毛質に合った技術で、トリミングをしてくれます。


その犬種らしさを発揮するトリミングをし、(例えばテリア種であれば剛毛を維持する為のプラッキング技術)その犬種の特徴を生かしてくれれば、その犬種を飼った甲斐がありますね。

料金は高いけど、人気のあるお店のトリマーさんはそんなトリマーさんかもしれません。
料金が高いにはちゃんと、訳があるのです。

飼い主さんさんがたまに、「こんな風にして下さい」と
ワンちゃん雑誌の切抜きを持ってきます。
私達が、 女優の「〇〇さんみたいにして下さい」 のように。
しかし…必ずそのようになることは少なく…
なぜかと言えば、頭に形や、毛の質などのベースが違うからです。

ワンちゃんにも同じことが言えます。
同じ犬種でも毛質や毛量で同じようには仕上がらないのです。

人間の美容師さんからも同じ意見を聞きましたが、
ある程度の雰囲気をお聞きし、あとはトリマーさんにお任せ!
と言うのが一番、良い状態に仕上がると思います。

飼い主さんの出す注文通りに仕上げるトリマーさんが良いのか?
はたまた、その子に合ったスタイルの提供をして仕上げてくれるトリマーさんが良いのか?
これは、飼い主さん自身の選択ですが、何よりも、ワンちゃんの為に
良きアドバイスや、気が付いた点、ちょっとして相談や情報提供をして下さる
トリマーさんが良いトリマーさんと言えるでしょう。

このトリマーさんなら!と決まるまでは、何軒も回ってみることも大切です。
もちろん、ワンちゃんが喜んで行ってくれるお店かどうかも大切です。

だいぶ高齢になっているワンちゃんや、
重度の持病のあるワンちゃんであれば、万が一体調が急変した時の為に、
トリミングを行っている獣医さんを選ぶか、もしくは、獣医さんと
提携しているペットショップやサロン、または動物病院勤務経験のあるトリマーさんが居るお店であれば、飼い主さんもワンちゃんも安心です。
動物病院でない所にお願いする場合は、ワンちゃんの病気の様子と、かかりつけの獣医さんの情報を知らせておく必要があるでしょう。

高齢になってから急に切り変わるのではワンちゃんも戸惑いますので、兆候が見え始めたら早めに切り替える方が良いでしょう。

健康なワンちゃんでも、日頃と違った様子や体調不良の際にはトリミングには出さないであげてください。
せっかく予約を取ったので、と無理をして出される飼い主さんがたまにいらっしゃいますが、ワンちゃんの為になりません。

長毛種であれば月に1回。それが10年近くお世話になるのですから、
しっかりと選んであげたいですね。
短毛種であっても、たまにトリマーさんにお願いして、皮膚の異常や
日頃お手入れやお世話で疑問になっていることを聞いても良いでしょう。
お勧めのフードや、グッズなどの相談も良いですね!

トリミング以外の飼い主さん自身の情報収集や知識習得にも、どんどんトリマーさんを利用して、
ぜひ、ワンちゃんと一緒にトリマーさんと仲良くなって下さい!

ニックネーム nyo at 16:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする