2012年05月06日

本当の理由はシニアだからですか?

こんにちは!芝田です。
皆さん、本当にご無沙汰していました。
お元気でしたか?
前回より一年、本当に早いものです。
あっという間です!
自分ももちろん年を一年重ねていますが、
愛犬達は、一年が一年以上のスピードで年を重ねています。
特に高齢になると、ついこの前までは出来ていた事が出来なくなる、ということが出てきます。
しかし、通常多くは7歳以上をシニア(高齢犬)と称しますが、
私の経験上では、目に見えて「急に年をとった」と感じられるのは
もちろん個体差がありますが、多くは12歳以降に感じられます。
それ以前にも、口の周りに白髪が増えた、寝てばかりになった、などが見られますが、
それらは徐々にですが、「急に」と感じるのは12歳以降に多く感じます。

「急に」と感じられる場合には、色々と今までとは違う変化が多く現れるのでよく注意、観察する事をお勧めします。
何よりも病気であることが一番怖いので、まずは病気ではないのか?
という事をきちんと獣医師に相談をしてはっきりとさせておくことが大切です。

すべて、「きっと、歳のせいだわ」

これが一番禁物です。

歳のせいでかたづけられて、何よりも辛い思いをしているのは愛犬達です。
人間の都合で良いように解釈されるのはとても気の毒です。

「最近、お散歩の時にあまり歩かないのよ、きっと歳のせいだわ」

本当に歳のせいでしょうか!?

足や内臓系疾患が進んでいるかもしれません。

犬というのはしゃべれないので、ちょっとのことでは症状はわかりずらいものです。
人間だったら、「ちょっと足が痛いけど歩くのには支障はないよ。」
と、言えます。
それ以上進行すれば、「あ〜!もう痛い!歩けないよ〜」と言えますが、
犬の場合は、ビッコをひきながら飼い主さんが行くところにはついて行きます!と、
頑張って、ちょっと調子が悪いくらいな見た目で歩いてくれてしまうのです。
その時にはかなり痛い状況だと思います。
そこを気づいてあげられるかどうかです。

痛いのであれば原因究明をし、治療や場合によっては手術、お薬、サプリメントの使用、生活、食事指導でずいぶんと楽になれるし、もっと長く一緒に生活できることもあるでしょう。
足をひきづるのは、骨格系だけではなく、ガンや内臓系疾患から来る痛みの場合もありますし、
肥満を解消したら楽なることもあります。
手遅れになる前にいつもと違う様子が見られたら、すぐに獣医師に相談するのが一番です。

これは私の愛犬がかかった時に経験したことですが、
獣医師に相談する場合も、獣医師の得意分野によっても見方が全然違う場合もあります。
首を痛そうにしている時、整形外科が得意な先生は骨格系から疑いますし、
内分泌系を得意とする先生は、内臓からの痛みのせいでは?と内臓疾患から疑います。
注意するべきは、ずっと同じ方面からしか診てもらえず、違う方面を疑わない場合です。
場合によっては、病院を変更しセカンドオピニオンになる獣医師を探す必要もあるでしょう。

そして、確かにシニアの年齢に達したら体の変化があり、それなりのケアや食事であるフードの内容の変更などは必要ですが、
あまりに早いうちから、「もうシニアだから」と、決めつけないこと。

私としては、長生きになってきている犬達に、7歳くらいでも「もうシニアだから」と決めつけるのは、ちょっと早いしそれより、本当の原因はシニアだからですか?
変化が見られたら、まずは原因究明でしょう。

獣医師に相談以外にも、動物の看護師さん、毎月トリミング行っている犬はトリマーさんは細かいところまで見ているので、その方達や経験豊かなショップの定員さんに相談することも良いと思います。

また、健康状態に問題がなくても白髪が出た程度で、「もうシニア」は 愛犬に失礼に感じるような気がします。
気持ちの上ではまだまだ若者には負けまい〜!と、愛犬は張り切っているかもしれません。
近くで程よく見守りながら、変化を見落とさず、一緒に遊んだりお出掛けをしたり、
無理をしすぎない程度に一緒に楽しい時間を過ごしてください。

どんな年齢でも愛犬の健康は飼い主さんの観察力が一番です!

食欲はもちろん、水を飲む量、排便、排尿の様子、散歩での様子、などなど…
ちょっとした変化が表れていることを見逃さないようにして下さい。
目に見えておかしい時にはかなり進行していることが多々あります。

トリミングの際に以前と違う様子が見られ心配で飼い主さんに聞くと、よく、飼い主さんから聞く言葉が、
「食欲もあるし、散歩も元気に行くので大丈夫です!」
こんなに、太ってしまって呼吸が以前より荒いのに…!?

「ちょっといつもと違う」ということは、愛犬からのサインです!
大好きな飼い主さんが見逃さないであげてくださいね!


特に高齢犬に多く見られる「急に」な変化を記しておきます。
こんな様子が見られたら、本格的に高齢犬に達してきたサインかもしれませ。
ただ、病気のサインでもあるかもしれません。

「トイレを我慢出来なくなった」

・泌尿器系の病気、認知症の始まりの可能性かも?

まずは獣医師に相談し、病気ではない場合は認知症でなくても、
若い頃のように長い時間トイレを我慢できなくなることもあるので、
汚しても良いようにペットシーツを寝床に敷いたり、
場合によってはオムツの用意、サイズの確認を準備しておくと良いでしょう。
昨日は平気だったのに!ということがあり、
慌てて買いに行くことがあります。

「夜鳴きをするようになった」「昼間寝ていて夜起きて鳴く」「ずっと同じ所をグルグル歩くようになった」

・これらは認知症の表れの可能性があります

家族が夜に眠れなく、仕事や健康に支障が出ることもあります。
ご近所迷惑になることもあるでしょう。
飼い主が疲れてしまっては愛犬達もハッピーではありません。
獣医師に相談し、夜だけ睡眠薬のような愛犬が夜鳴きせずにすむ、お薬の処方や、
チームウィルのようなデイケアサービスを利用することをお勧めします。



「物にぶつかるようになった」

・白内障、網膜萎縮などの目の病気の疑いもあります

こちらも獣医師に相談と、物にぶつかって怪我をしたり、足腰が弱っている場合は倒れてパニックを起こすこともあります。
なるべく足元には物は置かず、犬が通りやすいようにしたり滑らないようにマットを敷いたり、足の裏の肉球に毛が被って滑ったりしないようにカットもまめにしてあげましょう。


「足をひきずる、後ろ足を上げたり、スキップをしているように見えたり、びっこをひくようになった」

・遺伝性股関節形成不全や膝蓋骨脱臼の可能があります。

靭帯損傷などの恐れやその他の病気の可能ももろんあります。
まずは、獣医師に相談です。
遺伝性股関節形成不全や膝蓋骨脱臼では、
重度の場合は、若いうちから上記のような症状がみられるようですが、
軽度の場合は筋肉がよく付き、関節が支えられている若いうちには症状がわかりにくいようです。
歳を重ねて運動量が減ってくると支えている筋肉が落ち、関節が外れたり外れやすくなります。
骨格構成は遺伝的なもので、あとで変わることはありません。
若いうちから自分の愛犬がどの様な関節、骨格構成をしているのかを知っておくことが大切です。
もし、重度の股関節形成不全であることがわかっていれば、一例ですが、事前に室内の床を滑らないようにし、足に負担がかからないようにしたり、激しい運動を控えるなどをすれば愛犬は辛い思いをせずに生活の質を上げてあげることができます。
動物病院にて、レントゲンの検査で獣医師による関節の診断をしていだだくこともできますし、
もし、より一層詳しい診断や関節炎のレベル診断には、日本動物遺伝病ネットワークという検査機関にて診断をしてもらうことができます。
もし、関節の状態が悪い場合は遺伝をしますので、子孫を繁殖することは好ましくありません。
これはモラルの問題ですが、自分の愛犬が辛い思いをしていることと同じように子孫に伝えてしまうのは、気の毒ではないでしょうか。
詳しくはこちらの

日本動物遺伝病ネットワーク

のホームページをご覧下さい。

http://www.jahd.org/index.html


「ちょっとした段差が登れなくなった」「登れていた階段が登れなくなった、降りられなくなった」

・筋肉が徐々に落ち始めている表れです

ソファーには小さな踏み台を用意してあげましょう。
急に楽に登れるのではなく、徐々に楽になるようにしてあげます。
この高さが登りずらそうになったら、スロープにしたり、と、段階を踏んで。
急に楽にすると筋肉も急に落ちてしまいます。
できるだけ、エクササイズのつもりで動けるうちは動いた方が早くに寝たきりにならずにすみます。

特に私は、できるだけ動けるうち、痛みなどがない場合は運動や遊びで体を動かしてあげることをお勧めします!
動かなくなってくると、とたんに筋肉も落ちてきます。
筋肉が落ちると寝たきりになるスピードも早いです。
散歩での歩く時間が遅くなってもゆっくりでも良いのです。
段差では少し手を貸して登れるのなら登らせてあげましょう。
マッサージをして、血流を促すと代謝も良くなります。
寝たきりになっても、補助道具を使いながら立たせて足を動かさせたり、
寝たままでも足を歩いているかのように動かしたり、
マッサージをして血流を促したりはオススメです。
シニアに入った早い時期から、チームウィルのような室内でエクササイズを
提案してくれるデイケアサービスを利用して、楽しみながら体を使うことも良いことです。

身体が動いていれば、血流は良くなり、代謝も上がり、気もめぐります。
寝たきりに多い便秘も、後ろ足を動かすことによって腸が刺激され出やすくなります。
出にくい場合は肛門の横をつまむようにして揉んだり、(肛門嚢に溜まっている臭い液体が出ることがあるので注意)
肛門の下のへっこみを指圧すると便が下に降りてくることがあります。

私は自分の犬が寝たきりになった時に、補助道具をつかながらも立たせてあげて、歩いているように足を動くようにしてあげると、便をするのを見て、排便、排尿での動くことの重要性を感じました。
もちろん、オムツ利用でわりと自由に出てきてしまう愛犬も居ますし、やっても出てこない場合がありますから、一日出ない場合は獣医師に相談するべきだと思います。
特に、尿は一日出ない場合は尿毒症になることがあるので要注意です。

高齢犬も沢山増え、お世話が大変になってきますが、今はインターネット等で高齢犬の飼い主さん同士の情報交換ができる時代です。ひとりではありませんよ。

歳をとった愛犬はとても愛しいものです。
子犬に帰ったようにわがままを言ったりもしますが、なぜか許してしまう愛しさです。


大変だけど、そこまで愛犬と一緒に居られる飼い主さんは、とても幸せ者だと思います。

どうか皆さんにも、そんな時が過ごせますように。




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2011年04月20日

いつでも、どこでも、誰とでも!

大変ご無沙汰しておりました。
芝田です。
皆さん、そしてご愛犬達はお元気でしたか?

この度の地震で、被災された方、または被災されたご家族ご友人がいらっしゃる方々にお見舞いを申し上げます。
また、1日も早い復興をお祈り申し上げます。

さて、東京は少し前に、桜が満開、所によってはもう散り、葉桜の時期となりました。

桜が好きな日本人にとっては、(私もその一人ですが)
待望の時期となりました。

卒業シーズンに咲くと、何だかわびしい気分にもなりますが、今年のように、4月に入り新たなるスタートを後押しされるかのようにパッと咲き、少々重いムードの日本を応援してくれているかのように強く感じます。
桜の下に居る人は、写真を撮ったり、上を見上げて微笑んだり、本当に幸せそうでした。

私には桜についてはとても思い入れがあります。

愛犬ユメタが17歳で旅立った時が、ちょうど桜が満開でした。

旅立つ当日は、3月下旬にしてはとても暖かく、朝、トイレをさせるためにベランダに抱きかかえて出た時には、
とても温かい風が吹きました。
「ユメタ、春だねぇ」と話しかけたことを、この季節の風を感じると、必ず思い出します。

約1年の寝たきり介護生活でしたが、仕事の時以外はずっと一緒に過ごすことができ、そして、老衰と言う形で自分の膝の上で最後を静かに看取ることができたことは、
飼い主としてこれ以上のない、最後でした。

彼が旅立って1年後、桜の咲く時期になると、「あ、もう1年かぁ...」と、そのことを思い出し、桜を見るととても寂しい気分になっていたり、
最後の時のことを思い出していたりもしましたが、
いつしか、命日はきちんとお覚えているものの
「あれ?何年経つんだっけ?」と、
よく数えないとわからないくらいになりました。

私は、それは決していけないことではなく、
そういう自分になれたことを、「これで良かった」と思うようになりました。

ユメタの前に見送った親子の犬達は、がんで立て続けに長い闘病生活を過ごし、壮絶な最期となりましたが、今ではユメタと同じ思いになりました。

ご愛犬とのお別れを経験した方に、私はいつかはこのような気持ちになる日が必ず来る、と思っています。
それはどのくらいの年月かは、人それぞれだと思いますが、
色々なことを得て、そう思う日がやってくると確信しています。

また、続きはそのうちに...


今回の本題はこちらです。

「いつでも、どこでも、誰とでも!」 です。

今回はこの題名通りに、愛犬達がいつでもどこでも誰とでも、過ごせる大切さについてお話いたします。

愛犬達は普段、飼い主さんと家で過ごしていることが当たり前ですが、今回の震災のようにいつ、どんな時に飼い主さんと離れて生活しなくてはいけなくなるか、わかりません。

震災でなくても、ご家族の事情や仕事の都合、病気で入院などで一時期でも離れて生活しなくてはならなくなる時があるかもしれません。

私がトリミングでお預かりしている犬達も、ケージの中で静かにしていられない子やホテルでお預かりしている時にケージでおとなしくできない子も居ます。

犬は知らない所に置いていかれ、入った経験がないケージや
場所で不安になるのです。

例えそこに飼い主さんが一緒でも、ケージに入ったことがない子は不安で騒ぎ出す子も居ます。

クレイトと呼ばれるケージや犬舎が犬にとって安全な場所だと言うことを犬に学習してもらう必要があると思います。

普段、お宅に居る時は、うちの子は大人しいし要らないは!とおっしゃる方も居るとは思いますが、では、もしも、入院したり、今回の災害の際に預ける場所でケージに入れなければならない場合がある時に、慣れない犬はどのようになるかと言うと、
泣き続ける、ケージを破壊しようと入り口を噛みついたり、前足でガリガリやったりします。

泣き続ければ当然、体力は消耗しますし、ケージをかじれば歯が欠けたり抜けたり、前足でガリガリやれば爪が抜けたりすることもありますし、足に怪我をすることもあります。

怪我だけでなく、いつもと違う状況の場所のクレイトに入れられ、
何が起こったのかわからず、精神的なストレスを受け体調不良や食事を受け付けなくなる子も居ます。

入院時は特に、食事をしてもらわなくて回復に向かわない場合などは、
せっかくの治療が上手く進まず、回復が遅れさらに入院が長引くこともあります。

シーズーやバグなどの短頭種の犬は目が出ているので、目を傷つけることもあります。

もちろん、鳴き声や音で周りの人には迷惑がかかります。

また、身体的に支障が出れば、治療が必要になります。
獣医さんが近くに居れば良いですが、災害時はなかなかその様な状況は難しいことでしょう。

そんな状況になった時に、見ている飼い主さんももちろん、辛い思いですが、何よりも愛犬達が一番気の毒な思いをするのです。

昔は犬をお預かりするとケージの中でもう、ずっと一日鳴いている子も多かったのですが、
最近はわりとおとなしくして居る子が増えました。

恐らく、昔に比べて室内でもケージをおいて犬のハウスを設ける習慣やしつけが浸透して来ていたり、小型犬をキャリーケースに入れて一緒にお出かけする犬が増え、ケージに入る習慣がついた犬が多いからだと思います。

犬にとって、ケージに入れることは決して可哀想なのではなく、安心を与えるシェルターでもあると言えるでしょう。

それを愛犬に教えてあげることが飼い主さんのするべきことだと思います。

ケージに入れるとは言っても、普段の生活でずっとお部屋の中でケージに入れっぱなし、と言うわけではなく、
「ケージに入って居る時間も作る」と言うことです。

そうすることにより、お子さんが居るお宅や、お客様が多いお宅や、お留守をしている時にいたずらが多い子には、飼い主さんにとっても、犬にとっても安全な空間になると思います。


ケージに入る練習をクレイトトレーニングと言いますが、このトレーニングは小さい頃から習慣づけることが一番教えやすいのですが、
成犬になってからでも十分にできます。

何よりも、嫌な思いをさせないこと。
ハウスに入ったら良いことがある!を条件づけることがコツです。

いきなりケージに入れ、長いこと留守にしたりしないようにして下さい!

ケージの中におやつを置いたり、おもちゃを入れたり、ごはんをあげる時はハウス!を習慣づけます。

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始めは戸を閉めず、
徐々に戸を閉め、静かにして居たら誉めて出してあげる!

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うるさくする時には出さずに静かにして居たら誉めて出してあげる!を
毎日、少しずつ繰り返して教えるようにします。
少し離れたり、その次には別の部屋に行ったり、と徐々に時間を長くして大人しければ短時間からのお留守番をさせてみます。

そのうちにお留守番の様子を察知すると、良いことがあるかも?と自分からケージに入るようになりますよ。

何かケージに悪いイメージがついてしまっていたり、しつけに自信がない飼い主さんはプロの訓練士さんにご相談すると良いでしょう。

ケージには、室内でサークルを利用し、寝床や移動用としても使える、バリケンネルなどの耐久性のあるプラスチックの犬舎を私はお薦めします。
ドッグショーに参加されて居る方は、丈夫なことから、多く利用しています。

航空会社の動物の輸送用のキャリーとしてのチェックをクリアーしていますので(IATA 国際航空協会の基準クリア)耐久性は抜群です。
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この前の地震の際にも、バリケンネルの上に花瓶や本が落ちてきましたが、中に逃げ込んで居た犬は無事でしたし、きちんとしたデータは入手していませんが、(入手したらアップします)ある程度のことでは大丈夫だろうと信頼をおいていたので、
ケージの中に寝床としてバリケンネルを置いておいて良かった、と感じました。

折りたたみは出来ませんが、真ん中から上下で外し重ね合わせることができます。
ひとつだけ難点は、夏、風通しが良いほうではないので直射日光が当たるところや、風が通らない暑い所には置かないように気を配って下さい。
これはバリケンネルに限らず、どのクレイトに関しても言えることです。

また、車に乗る時にはクレイトに入れば、運転する飼い主さんも安心です。
キャリーケースなどに入る小型犬であれば、タクシーや電車に飼い主さんと一緒に乗ることができます。

クレイトトレーニングの他には、誰に預けられても、触られても、大丈夫で居られること!です。

犬によっては家族以外は慣れないどころか触らせない、なんて子も居ます。

前記のように、様々な理由でどんな状況下で預けなくてはならなくなるか、わかりません。

飼い主にとっては、自分にしか懐いていないと言うのは、ちょっと嬉しい気もしますが、預けていてご飯も食べないと聞いたら心配でなりませんよね?

私の先代の愛犬にもそのような子が居ましたが、預けていて心配で仕方なかったです。

そのことを踏まえて、現在の愛犬は、誰でも、どこでも大丈夫なようにしたところ、
預けていても、本当に気が楽です。
あなたは私が居なくても生きていけるのね、なんて思うとちょっと寂しい気もしますが、犬の為を思えば嬉しい限りです!

誰に、どこに預けられても普通にご飯が食べられて、排便、排尿ができるように。
これが犬が健康で居られる条件の一つでもあります。

では、どうしたら?

犬の性格によっては、まったく気にせずにどこでもいつもと変わらず、なんて子も居ますが、
知らない場所が苦手な子には、出来るだけ知らない場所に飼い主さんと行ったり、知らない人がダメなら、公園で会うお散歩仲間やおうちに来る方に協力してもらい、
おやつをあげてもらったり、おやつもダメなら触らなくても良いので、ただ居るだけから始め、声をかけてもらうことに進み、と少しずつ知らない人も怖くないと言うことをわかってもらうようにします。

協力してくれる人にお願いしたり、信頼のおける獣医さんやペットホテルやペットシッターさんに相談をして、短時間から預けることから始めても良いでしょう。

そうする小さなことから始めれば、年齢に関係なく習慣づけ、覚えることができます。

犬は習慣で覚えることが沢山あります。

犬は人間とは違って言葉で刻々と話してそれを理解し、物事を覚えていくことはできません。

すべて、習慣、条件づけ、体を使った経験で覚えていきます。ですから、どんなことも少しずつ根気よく覚えて行ってもらう必要があります。

普段、おうちでお部屋でフリーで生活している犬が、何もない幸せな状況でしたら、チームウィルさんのように、ケージレスのサービスに預けてお出掛けもできますが、
災害時などで被災した場合にはまず、おうちと同じような状況は難しいでしょう。

ペット同伴の避難所を設けて居る所やペットの収容所も出来始めて居る所もあるようですが、そのような所で生活する為には上記のような習慣やマナーは必須になります。

毎回申し上げますが、これらの犬の社会性については飼い主さんのモラルが求められ、飼い主さんの責任でもあります。

また、モラルやマナーだけでなく、何よりも愛犬が健康で怪我なく居られるための大切なことで、これは急にできることではありません。

「備えあれば憂いなし」と言う言葉や、

私の座右の銘のひとつでもありますが、
相田みつをさんの作品で、

「できない、のではなく、やらないだけ」と言う言葉があります。

私はことあるごとに思い出しますが、心に刺さる言葉です。

どうか、犬達の為にも、いつでも、どこでも、誰とでも!を忘れずに!







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2010年09月20日

トリマーさん選び

みなさん、お元気でしたか?

この夏は暑かったですね!
ワンちゃん達は夏ばてしていませんでしたか?

やっと涼しくなり、ホッとしているところだと思いますが、
意外にも、この秋口こそ、一気に体調を崩すワンちゃんが多いので気を付けてくださいね。

お部屋の中で過ごすワンちゃんが多いので、夏は冷房を使用した室内と散歩に出た時の屋外でかなりの気温差があり、ワンちゃんなりに体力を使ってがんばっていたと思いますが、秋になって涼しくなり、ほっとして体調を崩すワンちゃんがとても多くなります。
特に高齢のワンちゃんや持病を持ったワンちゃんは気をつけてあげて下さい。

さて、今回は日頃何かとお世話になる、犬の職業のプロ達に付いてお話したいと思います。

まず、ワンちゃんを飼う上で何かと疑問が出てくることがあると思います。
食事、お手入れ、しつけ、健康管理や病気などなど…
本やインターネットで情報収集も飼い主としてはもちろん重要です!
知識を得ると言うことは何においても大切なことです。

でも、一つだけ注意していただきたいことは、生き物(もちろん、犬も人間も)の
例は、必ずしもみんな同じとは限らないことです。


例えば、足先の毛をかじる=皮膚炎 とは限らず、ストレスを感じたり、
暇をもてあまして起こす行動だったりすることがあります。

飼い主さんの目から見ることと、プロの型の目で見ることでは視点が違う場合があると言うことです。

飼い主さんとしては、ワンちゃんは家族同様なので、つい、人間的視点や感情でワンちゃんを観察しがちです。
もちろん、飼い主さんから見る視点は重要で、日頃のワンちゃんの行動やプロが気が付かない部分も見ることができるのでもちろん重要です。

しかし、プロが見れば、飼い主さんとは違う視点の生理的、本能的、行動学的視点でも見ることもができますし、その個体にあった良いアドバイスをしてあげることができます。

もし、気になることやわからないことがあれば、どんどんプロに聞くことは大切なことです。
自分で調べて、こうなんだろうな?と思いつつやってみても、逆にワンちゃんのためになっていないこともあります。
前回お話したお手入れについても、「えっ!!そうだったの?!」と思った方も多くいらっしゃったのではないでしょうか?

では、良いプロとはどんな方でしょうか?

身近なところで、トリマーさんでお話をしてみましょう。

トリマーさんはトリミング(犬のお手入れ)についてのプロとも言えますが、
その他にも沢山の知識を持ち合わせています。

美容に関する技術だけでなく、犬をコントロール技術も得ています。
なぜかと言えば、危ない刃物を利用しているので、ワンちゃんがじっとしていないと上手く仕事がこなせません。
中にはお手入れが嫌いで、噛み付いてくるワンちゃんもいます。
逆にうれしくて落ち着かないワンちゃんや怖がっているワンちゃんも居ます。
そのようなワンちゃんを上手くコントロールしていくのには、
そのワンちゃんの性格を見極め、そのワンちゃんに合った扱い方をしていかないと、
反抗したりで、なかなか仕事が上手く進められません。

また、ブラッシングやシャンプーやトリミングをしていくうちに、
皮膚の状態やその他の健康に関するトラブルを早期に見付けることができます。
毛に埋もれていて気が付かなかった、皮膚炎や、できものや、飼い主さんでは触らせてくれないデリケートな部分のトラブルも見付けて報告をしてくれます。

耳の中のお手入れもしますが、トリマーさんがやることはあくまでもお手入れまでです。
炎症を起こしていたり、状態がひどくなっている時にはすぐに獣医師に診察してもらうようお勧めします。
どうしてやってくれないの?と思う飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、その先は獣医師の領域です。
良かれと思い、過剰にお掃除をし、さらに状態を悪化させてしまうこともありますので、
獣医師の診察を勧めることが、正しい判断でしょう。

もし、トリミングに出した際いに、トリマーさんから報告をされたことは
大切なアドバイスだと思っておくと良いでしょう。


年齢的に若いトリマーさんも多いので、アドバイスを軽視されがちですが、
トリマーさんは少なくともトリマー養成学校を卒業している人がほとんどです。
JKC(ジャパンケネルクラブ)においては、A、B、C級の認定試験を実施し、資格を発行していて、JKCの指定校や養成校では規定の実習時間が決められており、その実習時間をクリアしているので、多くの実習授業を受けています。
少なくとも、1年間の実習授業でで100頭以上の犬達を扱い、2年間通っていれば、200頭以上の犬達を相手にしていますので、さまざまな犬達と接し、技術や知識を身を持って習得しています。

よく、こんなことを聞きます。
ワンちゃんのブラッシングや、ちょっとしたカットや足の裏のバリカンなど、
飼い主さんが教えて欲しいというので、見本を見せて教えてあげます。
では、やってみます!と言って飼い主さんは一生懸命やっているのですが、
なかなか上手くいきません。
そうすると「どうしてあなたみたいに上手くできないのかしら??」
とおっしゃるのですが…それは当然です!!
先程もお話した通り、自主社会に出ればそれ以上!トリマーさん達は沢山の経験を積んでいるのです!
そんな簡単にはできないのですよ。
技術です!!

トリミング料金も、「高いわ!」なんておっしゃるかもしれませんが、
ほとんどは技術料だと思って下さい。
人間の美容室もそうですよね?
ただ、短くバリカンで刈るのでしたら飼い主さんでもできるかもしれません。
しかし、はさみを使い、危ない目の周りや口の周り、嫌がる部分のカット、
そして、何よりもそのワンちゃんに合ったカットしてくれるのがプロのトリマーさんの技術です。

プードルならみんな同じにカットするんじゃないの?
と思うかもしれませんが、高い技術にトリマーさんであれば、
その子の欠点をカバーし、長所を上手く引き出してくれるカットをしてくれます。
また、性格や体調も見極めてスタイルの変化をお勧めもします。
どの犬種も同じではなく、犬種特有の毛質に合った技術で、トリミングをしてくれます。


その犬種らしさを発揮するトリミングをし、(例えばテリア種であれば剛毛を維持する為のプラッキング技術)その犬種の特徴を生かしてくれれば、その犬種を飼った甲斐がありますね。

料金は高いけど、人気のあるお店のトリマーさんはそんなトリマーさんかもしれません。
料金が高いにはちゃんと、訳があるのです。

飼い主さんさんがたまに、「こんな風にして下さい」と
ワンちゃん雑誌の切抜きを持ってきます。
私達が、 女優の「〇〇さんみたいにして下さい」 のように。
しかし…必ずそのようになることは少なく…
なぜかと言えば、頭に形や、毛の質などのベースが違うからです。

ワンちゃんにも同じことが言えます。
同じ犬種でも毛質や毛量で同じようには仕上がらないのです。

人間の美容師さんからも同じ意見を聞きましたが、
ある程度の雰囲気をお聞きし、あとはトリマーさんにお任せ!
と言うのが一番、良い状態に仕上がると思います。

飼い主さんの出す注文通りに仕上げるトリマーさんが良いのか?
はたまた、その子に合ったスタイルの提供をして仕上げてくれるトリマーさんが良いのか?
これは、飼い主さん自身の選択ですが、何よりも、ワンちゃんの為に
良きアドバイスや、気が付いた点、ちょっとして相談や情報提供をして下さる
トリマーさんが良いトリマーさんと言えるでしょう。

このトリマーさんなら!と決まるまでは、何軒も回ってみることも大切です。
もちろん、ワンちゃんが喜んで行ってくれるお店かどうかも大切です。

だいぶ高齢になっているワンちゃんや、
重度の持病のあるワンちゃんであれば、万が一体調が急変した時の為に、
トリミングを行っている獣医さんを選ぶか、もしくは、獣医さんと
提携しているペットショップやサロン、または動物病院勤務経験のあるトリマーさんが居るお店であれば、飼い主さんもワンちゃんも安心です。
動物病院でない所にお願いする場合は、ワンちゃんの病気の様子と、かかりつけの獣医さんの情報を知らせておく必要があるでしょう。

高齢になってから急に切り変わるのではワンちゃんも戸惑いますので、兆候が見え始めたら早めに切り替える方が良いでしょう。

健康なワンちゃんでも、日頃と違った様子や体調不良の際にはトリミングには出さないであげてください。
せっかく予約を取ったので、と無理をして出される飼い主さんがたまにいらっしゃいますが、ワンちゃんの為になりません。

長毛種であれば月に1回。それが10年近くお世話になるのですから、
しっかりと選んであげたいですね。
短毛種であっても、たまにトリマーさんにお願いして、皮膚の異常や
日頃お手入れやお世話で疑問になっていることを聞いても良いでしょう。
お勧めのフードや、グッズなどの相談も良いですね!

トリミング以外の飼い主さん自身の情報収集や知識習得にも、どんどんトリマーさんを利用して、
ぜひ、ワンちゃんと一緒にトリマーさんと仲良くなって下さい!
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2010年04月30日

犬のお手入れについて

今回は犬のお手入れについて、お話し致します。
だいぶ暖かくなって、犬達も衣替えの季節となりました。

犬は本来、ダブルコートといって二つの毛から成り立っています。
雨風をしのぐ上毛をオーバーコート、体温調節に使う綿毛のような下毛をアンダーコートと呼びます。

しかし、犬種の改良によって毛の状態に変化してしまった犬種が多く居ます。

ダブルコートではなく、アンダーコートがなくなりオーバーコートしかない
一枚毛の、いわゆるシングルコートと呼ばれている毛を持った犬達も居ます。

ダブルコートである犬は、季節の変わり目にアンダーコートが抜け落ち、
季節に合わせたアンダーコートになります。
例をあげますと、柴犬などの日本犬、ダックスフント、チワワ、ポメラニアン、
シーズー、シェットランドシープドッグ、キャバリア、ウェルッシュコーギー、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、剛毛テリアなど。

冬に向かう時には厚手のアンダーコート、夏に向かう時には薄手のアンダーコートになります。
まるで、人間が衣替えをするようですね。

ダブルコートの犬達は、季節を素早く察知します。
人間が、最近ちょっと暖かくなったなぁ、なんて思っていると、急に抜け始めたりします。
本来は、この換毛期に一気に抜け落ち、一時期は毛がスカスカになり別犬か?と思うほどになり、そして次の良いアンダーコートが生えてくるのであります。
このような理想的な換毛であると、他の時期にはあまり抜けてこないのです。
この換毛期に、抜ける毛はしっかりと抜いてしまわないと、次の良い毛が生えてきませんし、
そのままにしておくと、抜け毛が絡み毛玉になり、後に大変なことになります。

しかし、最近は室内で共に生活している犬が多く、エアコンや暖房が完備されていると、
常に一定気温になっているせいで、この季節感をまったく感じずにこの換毛が来ないで、
一年中、パラパラと抜け毛のある犬が多く見受けられます。
一年中、抜け毛に困らされるというのはこのようなことが原因だと思います。

「うちの犬は毛が抜けて困るわ!」

なんて、言わないであげて下さい。

人間も髪の毛は1日で100本は抜けていると聞きます。
犬は全身ですから、許してあげて下さい。

そして、シングルコートの犬はアンダーコートがないので、換毛期はなく、
基本的に抜け毛はありません。
毛が抜けることが気になる方は、シングルコートの犬種をお飼いになることをお勧めいたします。
例をあげますと、小型犬であればプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズなどです。
とはいえ、このような犬たちは毛がずっと伸びてしまいますので、トリミング(カット)が必要になります。

さて、では日頃のお手入れについてですが、皆さんご自宅でお手入れはされていますでしょうか?
長毛犬種であれば、トリミング(カット)の必要がありますのでトリマーさんにお願いしている方がほとんどだと思います。
でも、だいたい月に1回のトリミングに出す以外はご自宅でブラッシングをされていない方多いのではないでしょうか?

ご自宅で一番やっていただきたいお手入れは「ブラッシング」です。

よく、「おうちでお手入れをされていますか?」と伺うと、
「いつもシャンプーはしています!」
と、お答えになる飼い主さんが多いのですが、そのお言葉を聴いた瞬間、
私たちトリマーは、「先行きが怪しい…」という気分になるのです。

なぜかと言えば、シャンプーの前にブラッシングをきちんとし、もつれのない状態で洗わないと、後に大変なことになるのです。

どのようなことになるかと言うと、まず、ブラッシングをされずに毛が絡まった状態でいると、そこからまたさらに毛が絡まり、いわゆる「毛玉」というものになり、毛が固まってしまいます。
そして、その状態でシャンプーをしてしまうと…
セーターを編む毛糸が絡まった状態で水に漬けると、どのようになるかお分かりになりますか?
ガチガチに固まり、マット状になってしまうのです。
犬の毛も同じ状態になります。

要するに、毛が絡んでいる状態で洗ってしまうと「大毛玉がマット状」になり、
それを何度も繰り返すことにより全身、マット状に毛が体に張り付いてしまうのです。

マットになっている状態でシャンプーをすれば、その下の皮膚にシャンプー剤が残ってしまったり、きちんと地肌まで乾かなかったりで、皮膚炎を起こし、痒がったり皮膚病にもなりかねません。

シャンプー後に本来はブラシを使い、毛と地肌までをきちんと乾かさなければならないものを、ご自宅では、ドライヤーで表面だけ乾かされ、
中途半端な状態でいると、さらに毛玉がひどい状態になります。
このような状態で、トリミングに連れてこられると、これを梳かすとなると大変な作業になります。

この毛玉を梳かすには時間がかかるだけでなく、状態が悪くなっている皮膚に対して
毛玉を梳かすためにブラシが通常よりも強く当てる必要があり、
皮膚をさらに痛め、真っ赤になってしまい、犬にも苦痛を与えます。


トリマーさんは犬の為を思いやむを得ず、バリカンなどで短く刈ることをお勧めせざるを得ないのです。
もちろん、多少の毛玉であればトリマーさんはブラッシングなどの技術で、
上手く取り除いてくれます。


しかし、毛玉が多かったり、毛玉がマット状になっていると、毛玉と皮膚の間には数ミリ程度の隙間しかなく、
それをはさみで切ると言うことは不可能なので、
その数ミリの隙間に、バリカンの刃を入れて刈って行く他にないのです。

たまに、ご自宅で毛玉を切ろうとした飼い主さんが、皮膚まで切って大怪我をさせてしまった、という話を聞きます。


では、その毛玉にしないようにするには、どうしたら良いのか?

それは、日頃からのブラッシングが大切です。

シャンプーよりも、ブラッシングです。

まずは、トリミングから帰ってきた時には綺麗になって、もつれや毛玉はないはずですので、その時から始めてみるのがワンちゃんも痛がらないし、一番やりやすい方法です。

毎日、少しずつで良いのです。毎日が難しければ、2,3日に一度でも良いです。
一回に全身でなく、部分的に分け、毎日少しずつでも良いのです。

または、日頃、犬の体全体をくまなく触り、毛玉になっていたり、ブラシを通して引っかかりがあったり、ちょっとブラシをかけたら痛がった、などという場合には「毛玉要注意信号」です。

ブラッシングには、毛種によって、使うブラシが違います。
くしをすぐに使うのは犬にとっては苦痛になります。
人間も毛が絡まったところに、くしで引っ張ったら痛いですよね?

通常は、ピンがまっすぐゴムに植えられた、ピンブラシ

小さな毛玉をほぐしたり、巻き毛であるプードルなどをブラッシングする時には、針金が「く」の字に曲がった、スリッカーブラシ
これらのブラシで、もつれがないか、確認するのがコームと呼ばれる、くしです。

ピンブラシやスリッカーを使い、梳けたと思ったらコームを通してみてください。
もしも、スムーズに通らない場合はすぐにもとのブラシに持ち替え、そこをもう一度コームが通るまでしっかりとブラシで梳かすのです。

その繰り返しで少しずつ梳かしていきます。

もしも、小さな毛玉があったら、先に指で少しほぐし、その後ブラシで
少しずつほぐしていきます。

コームで引っ張って取ろうとすると、根元から毛が引っ張られ大変痛い思いをし、
ブラシを見るだけで逃げ出すようになってしまいます。

ブラシの持ち方は、ピンブラシ、スリッカーブラシ共に、決して握り締めて強い力で持たないようにして下さい。

そして、ブラシを持つ反対の手で毛を分け、毛の根元を出しブラシを当て、毛先まで梳かします。

1101.JPG


スリッカーブラシは地肌と常に平行に使用して下さい。
斜めに地肌に当たると非常に痛い思いをします。

DSC_0052.JPG



短毛種においては、イノシシや豚毛からできている「獣毛ブラシ」を使ってブラッシングをしてあげると、艶も出て、抜け毛も落ちとても綺麗になります。

文章だけではわかりづらいと思いますので、ペットサロンなどでも開催されるお手入れ教室に参加されたり、トリマーさんにご相談されると良いでしょう。

毛玉かも?と思ったらできれば、すぐにトリマーさんにご相談下さい。

トリマーさんは、ご家庭では難しいシャンプー後の乾かし(ドライング)をブラシを使ってきちんとすることにより、被毛を根元から開かせフワフワやフサフサにもしてくれます。

もちろん、カットもですが、これはご家庭では難しい、
トリマーならではの技術と経験からなしえる技です。

また、トリミングをお願いすると、作業の過程で飼い主さんが見付けづらい、毛に埋もれた皮膚のトラブル、できもの、怪我、
または健康状態の異常までも、プロの目から見て気が付いたことがあれば飼い主さんにお知らせもします。

ご家庭でシャンプーをしなくてもブラッシングをするだけで、ほこりや汚れが落ち、もちろん、もつれも取れてとっても被毛が綺麗になります。

被毛だけではなく、ブラシを地肌に当てることにより血行を促し皮膚の新陳代謝が活発になり、健康状態も良くなります。
皮膚の健康状態が良くなると、被毛の状態も綺麗になります。

また、ブラッシングが気持ちが良い事がわかれば、犬もブラッシングが好きになります。
スキンシップのひとつにもなり、愛犬との良い関係作りにもなります。

今までブラッシングがあまり良い印象でなかったワンちゃんには、ブラッシング後に少しだけごほうびのおやつと、たっぷり褒めてあげましょう。

犬のお手入れは、トリマーさん任せだけではなく、日頃からのご家庭でのブラッシングで健康維持
そして、技術を必要とするシャンプー、トリミングや皮膚や被毛のチェックはプロのトリマーさんに定期的にお願いをし、愛犬の皮膚と被毛の健康を保ってあげましょう!

ニックネーム nyo at 20:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月31日

主治医選びについて(その2)

前回のコラムにて、「信頼できる獣医さんと巡り会うには、
まず信頼される飼い主であれ」との私見をご紹介しました。

今回は、私が考える「よい獣医さんの要件」をご紹介
したいと思います。

ちなみに、こちらはあくまで私個人の考えです。
よい獣医師とは、飼い主の治療に対するスタンスや
価値基準、愛犬の疾患状態、年齢等々により異なってくる
ものだと考えます。
何に重きを置くか、優先順位は人それぞれ。
Aさんとその愛犬にとってベストな獣医師が、Bさんとその
相棒にとってもベストであるとは言えない所以です。


私たち飼い主は、まず冷静に、正直に理想とする主治医像を
リストアップし、その中から「どうしてもこの要件だけは外せない!」
と強く思う項目を3〜5つ選び、それを主治医選びの最優先指標
としてまず自宅近くで(私の目安は30分以内で通院可能な距離である
こと)、近所で見つからない場合は、徐々に距離を伸ばしていく・・
主治医選びとは、地道に積み重ねの作業でははないかと考える次第です。


具体的な獣医師探しの方法については、後日ご紹介することと
しまして、今回は、「よい獣医師の要件」をご参考までに
ご紹介いたします。
(なお、清潔で掃除の行き届いている院内環境と明朗会計
(会計の明細がはっきりしていること)はごく当然の要件と
 考えますので、以下の要件には敢えて入れておりません。)


よい獣医師 10の要件


@優れた観察眼をもち、基本的な診察を毎回、確実に実践している

これも実は「当たり前のこと」といえるかもしれません。
「当たり前のことをいついかなる時も当たり前にできること」
とても大切なことだと考えます。
視診、触診、聴診、必要に応じて血液検査やレントゲン検査を行い、
体重、体温測定、呼吸数、心拍数などのチェックを欠かさない。
これは、診断治療の原則といわれています。
経験や勘を過信せず、毎回基本的な診察を確実に実施することは、
誤診や見落としのリスク軽減にも繋がります。

A飼い主の話し、要望にしっかり耳を傾け、対応している

多忙な中、飼い主の話に耳を傾け、不安、疑問、要望を受け止める
ためには、獣医師は忍耐と相手を思いやる気持ちが求められる
ことでしょう。
患者(飼い主と愛犬)、獣医師双方にとって最善な治療方法、対応策を
模索するためには、飼い主へのヒアリング、話し合いが不可欠。
そのことを理解されている獣医さんは、一方的に自分の意見・見解を
押しつけることはしないはずです。
また、愛する犬を失い、悲しみの中にある飼い主の話に耳を傾ける
ことのできる獣医師は、素晴らしいですね。

B説明能力が高い

近年、ヒト医療のみならず、動物医療においても、「インフォームド・
コンセント」の重要性が叫ばれています。
「インフォームド・コンセント」とは、直訳すれば
「十分な情報を与えられた上での合意」。

意味するところは、獣医師が十分な説明を行い、それを飼い主が理解し
納得した上で、自身と愛犬にとって最善と思われる治療方法を飼い主
「自ら」選択していくということ。

獣医学の知識の乏しい(または皆無)の私たち飼い主が、最良の判断を
下すためには、獣医師によるわかりやすい説明は不可欠です。
ただし、専門的な事柄を、飼い主の理解力にあわせ、飼い主が理解できる
言葉で説明することは決してやさしいことではないと思うのです。

現在の状況、何が原因で、どういう治療法が考えられるのか、各治療法の
メリット・デメリット、代替治療の提示と今後の予後の予想そして治療に
かかる費用の見通しなどなど...。
飼い主が自分と愛犬にとって好ましい選択を行えるよう、必要な情報を
わかりやすく伝え、疑問や質問に快く応じる姿勢を持ち続ける獣医師に、
医療従事者としての高いプロ意識を感じます。


C飼い主の教育・情報提供に積極的である

前述Bで、飼い主が理解、納得できる
ようにきちんと説明し、最良の選択をする手助けをすることは獣医師の責任
だと述べました。

一方、飼い主が獣医師の説明をしっかり理解し、納得した上で治療法を選択
できるためには飼い主サイドにも一定レベルの「素地」が必要ではないかと
思います。
勉強熱心な飼い主からの質問を歓迎し、知り得る知識・情報(動物医療に限
らず、犬種選び、しつけ、食餌、お手入れ、ケアグッズ等々)を惜しみなく
飼い主に提供してくださる獣医師は、獣医師と対等な立場で話し合うことの
できる「意識の高い飼い主」教育に大きく貢献しているといえましょう。

簡単にいえば、飼い主に一方的に責任を押しつけず、必要なアドバイスを
惜しまない獣医師といえるかもしれません。

また、治療に限らず一見ささいなことに思われる事柄についても、
「なぜ自院ではこのような対応としているのか」方針や理由をあらかじめ
説明いただけることで、万が一治療の効果が芳しくなかった場合も、飼い主
側の不信感や猜疑心を払拭または軽減し、わだかまりなく通院することが
できるように思います。



D国内外の最新の動物医療技術、知識の習得に努めている

動物医療は実に日進月歩といわれています。

動物の体に負担の少ない治療方法や、以前は完治が難しいといわれていた
症状・疾病に一定の効果のある治療方法など、患者のよりよい治療のため
寸暇を惜しんで新しい知識技術吸収に励む獣医師もけっして少なくありません。
(一方で、日々の診察業務に追われる間に、治療の幅を広げる機会を逸して
 しまう獣医さんも多いことでしょう。)

学会などを通じて知り合った他の獣医師と交流し情報交換することで、
自身の医療レベル・知識を定期的にチェック・向上させようとする意識の
高さは必ず診察の質に現れると思います。
一人では判断に苦しむ症例も、当該症例を得意とする獣医師に相談する、
もしくは紹介することができれば、新たな展望が開けることも多いです。



E臨床獣医師としての一定のキャリアを有し、かつ自身の能力を熟知している

やはり、「経験」は大きいです。

あくまで私個人のものさしですが、愛犬の主治医には最低でも15年以上の
臨床経験はほしいと考えます。
医療には不確実性がつきもの。合併症やリスクを回避しようと最大限努力
したとしても、医療事故を100%避けることはできないでしょう。
事故をどう認識し、対処するかに、少なからず経験の差が現れるように
思います。

同時に、自身の豊富な経験を過信せず、冷静に自らの能力(得意・不得意)
を見極めることができる獣医師を私は信頼します。
回答に自信のない事柄について、あいまいな答えをすることなく、調査に
時間がほしいと伝え、後日調べた内容を伝えてくださる獣医師は、飼い主の
信頼を得ることでしょう。
また、自身の手に余る症例と判断した場合は、必要に応じて専門医または
二次機関を紹介してくださる獣医師も増えています。
大変歓迎すべき傾向だと思います。


   
F夜間救急受け入れ体勢がある

愛犬が夜間突然体調を崩し、慌てふためいた経験をお持ちの方もおられる
ことでしょう。
中には胃捻転など、一刻の猶予を争う緊急事態が生じることもありえます。
そういった万が一の際、近くのかかりつけの動物病院に搬送することができ
たら、どれほど心強いかわかりません。

院長の自宅と隣接している動物病院などでは、緊急を要する場合のみ急患を
受け入れてくださるところもありますが、そういった病院は少数派かも
しれません。(スタッフの手配と準備がネックという話を耳にします)

仮に自院で夜間急患受け入れを行っていない場合は、せめて近隣の24時間
救急医療センターもしくは、夜間往診専門医を紹介するなどの心遣いがある
とよいですね。
(※余談ですが、搬送先の病院では既往歴や投薬・治療歴などの情報は把握
  できませんので、飼い主が的確に必要な情報を提供する必要があります。
  直近の検査結果や内服薬も参考までに持参することをオススメします。)

G勤務医間の情報共有・教育をはかっている

ほとんどの動物病院では、院長の他にも獣医師(多くが勤務医)がいます。
担当獣医師以外の獣医師に診察いただく場合、患者の病態をどの程度理解
しているか、院内の獣医師間で必要な情報共有や意思疎通がなされているか
治療方針に大きなばらつきがないことは大切なポイントだと思います。
獣医師間の意思疎通が十分になされていない場合は、治療の不備につながる
可能性も否めません。
院内における知識の共有度、教育度、診察方針の浸透ぶりには経営者
(院長)の意識の高さが表れると私は考えます。
また、病院スタッフが頻繁に辞めていく病院も避けたいところです。



H看護師の重要性を認識し、優秀な看護師育成に力を入れている  

病院内での動物看護師の仕事は、多岐に渡ります。
診察・手術補助、麻酔管理、薬局、検査、入院動物の観察や食餌、健康管理、
トリミングそして最近では、飼い主からのしつけや飼育相談に応じる
ことのできる動物看護師を求める動物病院も多いとききます。

動物の病気を治すための手伝いに加え、飼い主と愛犬が健康にハッピーに
暮らすためのアドバイスをすることも動物看護師の大切な仕事の一つだと
いえましょう。

飼い主との信頼関係が厚く、担当獣医師以上に飼い主と愛犬の生活を
把握している看護師が多いことも知られています。
幅広い知識を得る為に、積極的にセミナーに参加するなどして日々研鑽を
積む学習意欲とコミュニケーション能力の高い優秀な看護師を重用し、
彼らが生き生きと働く場を提供できる病院は、飼い主の満足度も高いと
私は考えています。


I安楽死を助言すべき時の明確な判断基準を有している

治癒の見込みがなく、愛犬の痛みや苦しみが続き、生活の質(QOL)の侵害
が確定的なケースでは、獣医師が飼い主に辛い助言をすることも時に必要と
なることでしょう。
(※獣医師ができるのは助言であり、安楽死を決断するのはあくまで飼い主
  のみ)

非常にセンシティブな「安楽死」の問題。
獣医師は、医療従事者として安楽死を飼い主に助言すべき明確な判断基準を
持っているべきだと考えます。



以上、長々と個人的に考える「よい獣医師」の要件をご紹介させていただき
ました。

いろいろな考えがあるかと思いますが、わずかなりともお役立て
いただけることがありましたら大変幸いです。


ニックネーム だいひょー at 22:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月28日

飼い主として事前に出来ること

こんにちは。芝田です。

最近、「うちの犬を探しています!」と言う張り紙や、「愛犬が居なくなってしまった」と言う話をよく耳にします。

今回は「飼い主としての心構え」として、沢山ある中から犬の管理のひとつである、飼い主として事前に出来ることをお話したいと思います。

A例 「自宅のドアがたまたまきちんと閉まっていなく愛犬が逃げ出した」
B例 「公園でリードを放して遊んでいたら捕まらなくなり逃げ出してしまった」
C例 「散歩の途中に大きな音がしてびっくりして首輪が抜けて逃げ出してしまった」

このような理由で愛犬が見つからなくなってしまったと言う話を聞き、ご愛犬が居なくなってしまったことは本当にお気の毒なお話なのですが、飼い主として事前に防げるべきことをやっていたのかな?と思うことがあります。

まず、A例についてですが、私たち犬の仕事をしている人は犬がいる所では自分がドアを出る時には必ずドアの開け閉めを完璧に行うようにしています。
ドアを開ける前には必ず後ろを振り返り、犬が足元にいて開けた瞬間に出て行ったりしないかを確認してからドアを開けます。そして、振り返りドアが完全に閉まるまでを見届けます。ここまでやらないと、開けた時には居なかったのに、閉じようとした時には出ていた、と言うこともあり得ます。
また、同じドアがらみでお話をしておくと、バスケットなどのキャリーケースやケージなどのドアの鍵もかけた後に再度、ガチャガチャと動かし、きちんとかかっているか、犬が足で引っかいた拍子に開かないかも確認します。

A例の場合、閉めたはずだったのに…では、犬は隙を狙って出てしまいます。
また、老犬で目が見えなかったり、痴呆の老犬は知らない間に徘徊してしまう事もあります。

お留守番をさせられることが好きではなく飼い主さんを追ったり、家の中よりも外が好きな犬が沢山います。
犬の盗難も最近は多くなっているようですからちょっとそこまで、でも出来れば鍵まできちんと閉めればこのようなミスも少なくなると思います。

また、家族全員で心がけるようにしてもらう、外部の方が出入りするのであればドアに忠告を張っておくなどして対策を練ると良いでしょう。

 次にB例ですが、自治体によっては公園、そのほかの場所でもノーリードは禁止されています。
 道を歩いていてもノーリードで散歩している方もたまに見かけます。
条例うんぬんを差し置いても、ノーリードと言うのは本当に恐ろしいものだと感じます。
例え、自分の敷地内だとしても犬がどう考えても逃げ出せない囲いのあるところでない限り、私はノーリードはお勧めできません。
 「うちの犬は呼べば来るので」
では、もし、猫や犬や鳥を見た時に絶対にそちらへ走りよらないと言う自身はありますか?
放すのであれば、ずっと犬を追っかけて見ていられますか?
走る犬を追いかけて捕まえることが出来ますか?

ほとんどの方がNOだと思います。

 相当な訓練が入っていない限り、本能が動かされた時には飼い主の声だけでは静止が出来ません。
急に出てきた猫や鳥、犬を見て走り出し、道路に飛び出し交通事故にあったということを耳にします。交通事故は、事故にあった犬や飼い主だけが辛いのではなく車を運転していた方も悲しい思いになりますし、場合によっては飛び出してきた犬を避けようとして操作を誤り取り返しのつかない事故にも成りかねません。
ノーリードにする場合には、飼い主が「万が一のことが起こっても承知のうえ」と言う覚悟を持ったうえで行うことだと私は考えます。

 次にC例ですが、これは突然に起こることですが中には花火の音や雷の音などで驚いて首輪を抜いて逃げ出してしまう、ということがあります。
 首輪は緩いと抜けてしまうのは当然ですが、実は胴輪も抜けようとすれば抜けるのです。
毛がふわふわしたポメラニアンやシェルティは毛の厚みで首輪を緩くしがちで、実は首は細く、スッポリ抜けてしまうことがあります。
どんな犬種でも首輪に指一本分のゆとりがちょうど良いのですが、散歩に出る前や毛の厚い犬はリードを鼻側に引っ張っても首輪が抜けないサイズにして確認すると良いでしょう。 

また、急に何かに驚いて逃げ出そうとして激しく尻込みをし、首輪が抜けそうになった場合は、
決してそれ以上リードは引っ張らずに、すぐに張っているリードを少し緩めて
すぐさま犬を抱きかかえる様にして下さい。
逃げちゃう!と思うととっさに引っ張ってしまいがちですが、
犬はその場から逃げたいがために余計に嫌がって引いてしまい、
スッポリと首輪が抜けてしまうことがあるのです。


どの例も、起こった後に「運が悪かった」のではなく、その前に飼い主としてやっておくべきことがあったのではないかと思います。

その上で、これだけのことをきちんと管理していても、前記のようなことが起きてしまった時に初めて「運が悪かった」と思うべきではないでしょうか。
 
 また、万が一、犬が居なくなってしまった時には、なるべく早いうちに周りに情報を流すことです。
動物愛護センター、保健所、警察、近隣の動物病院、ペットサロン、ショップ、お散歩友達、公園によく行く方、通学をする学生さん、工事現場やお店の警備員さん、張り紙、民間の動物愛護団体、ペット探偵、インターネットの掲示板など。
動物愛護センターや保健所では最近はインターネットで収容された犬の画像や情報がアップされます。

意外にも、まさかこんなところまでは!?と思うような地域で見つかることもあります。
突然なことや開放感から自由になった犬というのは自分でもどこに居るかがわからなくなることが多く、途方に暮れて遠くまで行ってしまうこともあります。

自力で歩いてだけでなく、いったん車で拾われて連れて行かれた場所で逃がされる可能性もあります。
一番情報が入りにくいのは、見つけた方が飼ってしまうということです。

では、逃げ出してしまった時に備えてもうひとつ事前に出来ることがあります。

それは、「迷子札」です。

首輪などに迷子札をつけておくのです。

これは災害時にも大変有効です。
(TEAM WILL だいひょーブログの1月20日、27日を参照して下さい!)

犬の名前はもちろん、飼い主の連絡先、名前を入れます。
もしも、知らない犬がリードも付けずに歩いていれば、
「あれ?あの犬はどうしたんだろう?」とたいていの人は思うと思います。
親切な方は捕まえて警察や保健所に連絡をしてくれるかもしれません。

その時に、口の利けない犬たちが自分の情報を教えることが出来るのはその迷子札だけなのです。

もしも、見つけた方がそのまま連絡を下されば、犬はいち早く飼い主さんの手元に戻ることが出来るでしょう。

マイクロチップと言う手もあります。それも良いと思います。
固体識別もきちんと出来ますし、拾った方とのトラブルもなくて済むかもしれません。
しかし、それ以前に一般の方が犬にそのようなマイクロチップが入っていることなどの情報はあまり持ち合わせていないことが多いでしょう。

まず、見つけた時に迷子札がついていれば、すぐに連絡してあげよう、と思うと思います。

万が一、その方がその犬を気に入ってしまったとしても、やはり、迷子札まで付けている犬を見たら良心がとがめるに違いありません。

それと、首輪も何も付いていない犬を見かけると、「捨て犬?野犬?」などと思い、では特別に警察や保健所に知らせなくて、そのままにしておけば良いかな、
中型犬以上になると、野犬だったら噛まれたら怖いし...や、
逆に捨て犬だと、自分が保健所や警察に通報することでその犬が収容されて殺される運命になってしまうのではなかろうか?
などと思ってしまう方も多いようです。


そうなると、なかなか情報が回ってこないことになり、犬はどんどん遠くに行ってしまうことでしょう。

また、最近ではCMもやっていますが、NTTコミニュケーションズが行っているサービスで、
「ワンにゃんバー」と言う、
「ペットのための電話番号、飼い主さんとつながる」
飼い主さんのプラバシーを守る、迷子札として使えるサービスなどもあります。
(こちらのホームページには迷子の際についても詳しく載っています)

 「事前に防げること」は飼い主としての責任です。
これは、自分や愛犬のことだけではなく、社会へのモラルとマナーにも通ずる
大切なことです。
まずはひとりひとりの飼い主さんが愛犬をきちんと管理をし、犬達を守っていきましょう!

ニックネーム nyo at 21:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

主治医選びについて(その1)

こんにちは。
今月は斉藤が担当いたします。


前回(10月)のコラムでは、動物の命を預かるとは
どういうことか、私なりの考えをご紹介しました。
その中で、私たち飼い主が持ち合わせておきたい
点を二つ挙げました。

●正しい知識に裏付けされた判断基準(ものさし)

●必要な時は「NO」の意思を示す覚悟と勇気


これらは、今月から数回に分けてご案内する
「主治医選び」の際も必要になると考えています。

では早速本題に入りましょう!



T.はじめに 
〜まずは主治医に信頼される飼い主になろう!〜



犬に限らず、動物を飼育される方の中には、主治医選びで
苦労された経験をお持ちの方もいらっしゃることと思います。
情報が少ない中で、信頼できる獣医さんをどう選べばいい
のか、これは大きな問題です。

私は、「信頼は、獣医と飼い主が共に築いていくもの」と
捉えています。
そのためにも、飼い主が愛犬に「どういう医療を受けさせ
たいのか」まず明確な考えを持っておく必要があるのでは
ないでしょうか。

医療には、不確実性や限界があります。
治療方法を決めるのは飼い主である自分であるとの認識に
立ち、主治医や看護師の説明に分かったふりをせず、納得
できるまで説明を求め、理解する努力が求められると思い
ます。(もちろん、必要な知識を得るための勉強も必要)

ドイツで目にした「獣医師と飼い主が対等にものを言える
環境」の背景には、知識・意識の高い、自立した飼い主の
存在があってこそ成り立つものだと感じました。

先日受講した、家庭動物の看取りのセミナーでご自身も
2頭の犬をお飼いになっている講師の方のお話が印象に
残っています。

せっぱつまった状況下では、飼い主は冷静な判断は
できないもの。だからこそ愛犬が元気なうちから
治療にかけられる費用の上限を決めておき、あらかじめ
主治医に「万が一は、これだけの金額はかけられます
のでよろしくお願いします。」と伝えているのだとか。
そうすることで、病院側も治療がしやすくなる、と。
実際、なかなかここまでできるケースは少ないとは
思いますが、意識は見習いたいと個人的に思います。

さて、では獣医師から見た「よい飼い主」の条件とは
具体的にどのようなものでしょうか?

ご参考までに、昨年10月に開催された「飼い主大学」
の講師を務めた越久田獣医師の見解をご紹介いたします。
一言でいえば「地に足をつけて物が言える鋭い飼い主」
だそうですが、全く同感ですね。

 獣医師から見るよい飼い主とは

●しっかり犬を観察している

●指定された来院日や投薬などの約束を守る

●入院時のストレス軽減のため、クレートトレーニング
 を行っておく

●処方された薬は、指示されたとおり必ず飲ませる
(※自己判断で勝手に止めない。飲ませられない場合は
  必ず報告)

●病変したら、様子を見ず必ず主治医に相談する

●動物病院には定期的に行く。ただし、病気を探す獣医も
 いるため YES/NOをはっきりする

●排泄物や嘔吐物は必ず全量持参する。ペーパーや新聞紙
 では包まず、ビニールで直接採取してくる

●次回通院日を必ず確認(そして守る)

●セカンドオピニオンを希望する場合は、はっきりと獣医に
 その旨伝える

●愛犬が亡くなった時は必ず病院に報告

●ネット上の情報に頼らない
(ネット上の情報の多くが各個人の考えや意見。治療は
 個体や症状によって全て異なる)

●主治医が真剣に話していることは、メモをとるなどして
 しっかり聞く

以上ですが、冒頭の「しっかり犬を観察すること」に付随
して、以下の点も追加してもよいと思いました。

●観察した内容を、要点を押さえ簡潔にしっかり説明できること
 (つまり説明能力を磨くこと)

しっかり観察したとしても、必要な情報を主治医に伝える
ことができなければ、原因特定につながらない(最悪の
場合は誤診)の可能性が出てきます。。
主治医は、飼い主の説明に基づき、膨大な可能性の中から、
原因の「あたり」をつけていきます。ここでの飼い主の
役目は主治医に「情報と様々な視点」を提供し、原因の
絞り込みを手助けすること。

とはいえ、ダラダラ要領を得ない説明では、多忙を極める
獣医師や看護師、また他の患者さんにとって迷惑になり
かねず、あまり身を入れてきいていただけないという
ことも・・・・。

もし、説明に自信がない方は、ノートに箇条書きにして
主治医にノートを見てもらうか、読み上げる方法も
有効かもしれませんね。

私たち飼い主同様、動物医療関係者もヒト。
信頼できる獣医さんと巡り会うには、まず信頼される
飼い主であろうと心がけ努力すること、この姿勢はとても
大切だと私は考えています。

次回は私なりに考える、よい獣医さんの定義をご紹介
したいと思います。


そして来月(2月)は芝田先生の登場です。
どうぞお楽しみに!
ニックネーム だいひょー at 04:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月03日

犬を飼う前の犬種選び

はじめまして!

TEAM WILLの代表とは長いことお付き合いがあり、このたびコラムを担当させていただくことになりました芝田です。
今までの犬人生の中での体験、気づきなど、を綴って行きたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します!

仕事上、犬のトリミングを通し沢山の犬、飼い主さんと関わってきました。
そして今現在もです。
また、自分の愛犬においてはドッグショーに出陳、ハンドリング、トレーニング、
繁殖、管理、介護、別れなどで沢山のことを愛犬から学ばせてもらいました。
犬と共に分かち合い、楽しいこと、辛いことを沢山経験しました。
そして、今現在も、尽きることなく沢山学んでいます!

犬と出会い、共に暮らし、または暮らしていなくとも、犬と関わった、
もしくは出会ったと言っても良いでしょうか、そのような方は沢山いらっしゃると思います。
犬に限らず人との出会い、または他の動物との出会い、
その「出会い」とは人生、そして「犬生」を左右すると言っても過言でない
ほどものだと思います。
その犬に出会ったことで人生、生活が変わった人が多いのではないでしょうか?
今回は犬と共により良い生活をする為のヒントとして、犬種選択についてお話したいと思います。

まず、犬を飼うきっかけ、共に暮らそうと決めたきっかけと言うものがあると思いますが、「どんな犬種が良いか?」と考える前に、たいていの日本人は、「この犬種が飼いたい!」と言う方が大勢です。
果たしてその犬種が「どんな犬種なのか・・・?」と考える方は少なく、
「○○さんが飼っているから・・・」「あの種類は賢そうだから」
「かわいいから」そのような安易な理由が大変多く、
犬種の選択をしていない方が大勢です。

果たして、その犬が生涯、健康で苦痛のない犬生を送ることが出来るのであろうか?
それにはもちろん、飼い主自身もその犬を飼うことで幸せな生活を送ることが出来るのであろうか?
費用はどれくらいかかるのか?犬との時間はどれだけ?病気は?などを、犬をお飼いになる前に考えていただき、
「命あるもの、神様から預かった大切な命」です。
その犬種についてもう少し知り、「生涯、適正飼養」を心がけていただきたいと願います。

今の日本では小型犬に人気があります。特に長毛犬種である犬達が多くです。
長毛犬種とは、「トリミング」が必要であるのですがそれもご存知でなく飼ってしまい、
毎月のトリミング代も回らず、1ヶ月1回位のトリミングが必要であるのに
数ヶ月に1回のトリミングで大変ひどい毛玉、被毛、皮膚の状態でトリミングに来る犬も少なくありません。

また、トリミングだけでなく、普段のブラッシングも必要です。
多くの方はトリミングの時にやってもらえれば・・・とお思いになっていらっしゃるようですが、
日頃からのブラッシングは皮膚への刺激で血行を促し、皮膚病の予防、被毛の艶を良くし、
毛の絡みも取りますので、健康管理のひとつでもあります。

皆さん、ご自分の髪の毛は毎日ブラシを通すのですから、
毎日と言わなくともぜひ、週に数回は愛犬にもしていただきたいですね。

また、しつけにおいては小型犬であっても中型犬であっても、犬である以上人間と共に生活していくには、
しつけは社会的にも飼い主の責任でもあります。
場合によってはご自分で修正が利かない場合はプロの訓練士さんにお願いする必要もあります。

よく、体が小さいから飼いやすいだろうと思って、とコーギーやダックスを選択される方が多くいらっしゃいますが、
どちらも犬種として作られた目的は、
コーギーは牧畜犬=牛のかかとを噛んだり吠えたりし、追ってまとめる犬。
ダックスは獣猟犬=穴の中に住んでいるアナグマやウサギを探して吠えて飼い主に知らせ、威嚇し追い出す犬、です。

どちらも、たくましい作業犬種です。
コーギーが走るものを見て吠え続け、後を追ったり、ダックスが何をするにもよく吠え、
常に飼い主と共に過ごしたがることは、どちらもその犬種が作られた目的から来るのです。
彼らの体の中には、なかなか抑えられない本能があり、
それが家庭犬として飼った時に問題行動としてマイナス部分で
現れたりすることがあります。

もちろん、それを上手にコントロールすることも可能ですが
このことを事前に知っているか知らないかでずいぶんと接し方、しつけ方が違ってきます。

このように、見た目や被毛の状態だけではなく性格面や運動量においては
犬種でその犬に費やす時間、体力、費用、または遺伝病などがある程度わかります。
何よりも、お互いのために見た目だけで選ぶのではなく、良くその犬種について調べ、
納得の上で選択することがお互いの幸せでもあります。


愛玩犬はその名の通り、愛されるために作られた犬です。
顔の作りが愛らしく子犬と同じようにかわいがられるために
丸い目をした犬が多く、またきれいな被毛を持っています。

愛されることを望み、そして飼い主を癒してくれるような動きや行動をします。
愛玩犬種の中には作出された当時、王宮で大切にかわいがられていた犬もいます。
気品が高くもありますが少々頑固な面を持ち合わせる犬も居ます。

愛玩犬種は「犬のためにしてげること」が大好きな方にはとても向いているのと同時に、
現代の日本の生活事情や心境を考えると大変人気があるのもうなずけますし、
ぴったりだと思います。

その他に、番犬として作られた犬種や闘犬としてとして作られた犬種や
鳥猟犬として作られた犬種などなど、色々な目的で犬種は作られました。
それぞれ作出目的によって大きさ、毛質、性格など違いが様々あります。
中には家庭犬には向かない犬種もいますし、犬種の違いで扱い方を
変えなければいけないこともあります。

もちろん、同じ犬種でも個々の性格に違いがありますが大体の見当はつきます。

犬種の選択においては純血種だけではなく、雑種犬でも同じです。
雑種犬の場合は体の大きさや容姿でだいたいのどの様な犬種が
入っているがわかります。
お知り合いからの紹介であれば親犬でだいたい見当はつきますし、
愛護センターなどから譲渡していただく場合は職員の方や獣医さんが
ある程度の見当はつくと思いますのでご相談されると良いかと思います。

そして忘れてならないのは、人間社会でも問題になっていますが愛犬が病気になった時のことや老後のことです。
私自身の考えですが、「自分で持ち上げられないサイズの犬は飼わないようにしよう」これが私の犬種選びのモットーです。

今までの愛犬達は病気、介護においても持ち上げることができ本当に
助かったと感じることが多々ありました。
それでも中型犬でしたから、長期間に渡り、看病、介護は
腰が悲鳴を上げていたくらいです。

愛犬が老後を迎えた時の自分や家族の体力、年齢、仕事、家庭環境、それらはもちろん変わることも考えられますが、
年はどんな生き物でも平等にとりますので、年を取るにつれて人間側も体力が落ちることはほぼ間違えないのです。
そのことを十分に頭に入れて、犬種の選択をしていく必要性があります。

もし、すでに大型犬をお飼い、もしくはご希望であれば、
もちろんTEAM WILLもそうですが、
病気の時や老後のことも考えて早い時期から看護、介護のお手伝いを
して下さるシッターさんなどのサービスや動物病院をリサーチしておくと良いかと思います。

このようなことを踏まえ、メインでお世話をする方だけではなく
ご家族と共によくお話し合い、時として専門家の意見も交えながら自分には?
我が家には?どんな犬種がベストで、共に良い生活が送って行けるのか?
と、問いかけ、決して無理のないように・・・無理は犬にも反映します。
しっかりと選択をしましたら、良い出会いがあることを願っていて下さい!

場合によっては、犬を飼うことを諦める、それもとても大切な愛のある選択です。

ある人が言いました。

「本当に犬が好きだったら、こんな多忙の生活の中で飼わないことが
本当の愛犬家なのでは?」と。

飼わなくても、ボランティアなどやその他で犬と関わりあうこと、
愛することは沢山出来ます。


犬と共に生活をしていくこと決めたらもちろん、よく選択した上でも大変なこともあるとは思いますが、

犬と共に1日1日を楽しく!そして最後に「あなたと出会えて良かった!」
そしてこれはとっても難しいことなのですが、
「ありがとう!」と言える最後が迎えられたら・・・と願っています。


ニックネーム nyo at 00:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月07日

命を預かるということ〜ドイツで目にした光景より〜

みなさん、こんにちは!
TEAM WILL代表(だいひょー)の齊藤です。
ようやくコラムデビューです!

ブログでもご案内のとおり、こちらのコラムは東京愛犬専門学校教諭の
芝田先生と毎月交代で書かせていただきます。

さて、第一回目のテーマを何にするか、いろいろ悩んだ末、動物の命を
預かるとはどういうことか、ハッとさせられた個人的体験をご紹介させ
ていただくことにしました。

昔、ドイツ旅行中に立ち寄った乗馬クラブで、なにやら真剣な面持ちで
話し合っている三人組の姿を目にしました。
聞けば、脚の調子が悪い馬の治療を巡り、馬のオーナー、獣医師、
装蹄師が集まって話し合いをしているとのこと。
オーナーの女性は、獣医師と装蹄師の説明を注意深く聞き、2、3質問
した後、意を決したように、「今回はこの方法で様子を見ましょう!」
と二人に伝えました。獣医師と装蹄師も「了解」といった様子で
頷き、打ち合わせは終了。

当初、てっきり女性を乗馬クラブのスタッフと思い込んでいた私は、
オーナーの女性に声をかけました。

「馬のオーナーが、獣医師や装蹄師と互角に渡りあうなんて、すごいですねぇ!」

突然、見ず知らずの日本人にキラキラ尊敬のまなざしを向けられた女性
は、キョトンとしています。
知人が所属する日本の乗馬クラブでは、獣医師や装蹄師に応対するのは
もっぱら乗馬クラブのスタッフが多く、馬のオーナーが獣医師や装蹄師
と直接話をすることは滅多にないと知人から聞いた話を伝えました。
すると、オーナーの女性はいぶかしげな表情で私に尋ねました。

「なぜ、オーナーが直接獣医師と話さないの?自分の馬なのに。」

ナゼと言われましても・・・。しどろもどろになる私。
クラブは馬のプロ、オーナーは馬シロウト。自分で世話できない以上、
クラブを信用してケアを一任すべきという暗黙のコンセンサスがクラ
ブ、オーナー双方にあるのでは?と答えました。

「うーん、私には全く理解できないわ。」

軽く頭を横に振りながら女性が続けます。

「治療を選択するのは、オーナーの役目でしょう?だって、馬に全ての
 責任を持つのはあくまで所有者であるオーナーですもの。
 お金もオーナーが出すわけだし...。」

「それはそうですけど、ほら、馬のオーナーと専門家とでは絶対的に
 知識量に差がありますから『シロウトと話をしても埒があかない』
 と敬遠する獣医さんも実際おられるようですよ?」

「なぜ??」

 女性は、ますます理解できないといった表情。
 そして、こう言いました。

自分の馬でしょう?一生懸命勉強して、知識を求め、疑問があれば
 詳しい人に尋ねるのはオーナーとして当然だと思うけれど...。
 聞けばいいのよ、理解できるまで何度だって。
 自分の馬の健康を把握するのに、一体誰に気を遣う必要があるの?
 その馬に一切の責任を負うべきはオーナーなんだから当然のことで
 しょう?
 それをとやかくいう相手なら....私なら見切りをつけて他を探す
 わね。
 もっとも、ドイツではそういう獣医は少ないと思うけど・・・


私は、彼女に頭を「コツン!」とされた気がしました。
彼女が話していることは、馬のみならず伴侶動物の飼育全般について
いえること。

その時々で最良な判断を下すためにも、日頃から
勉強を怠らず、正しい知識に裏付けされた「ものさし」を持っているか?


必要な時は「NO」の意思表示を態度で示す覚悟と勇気を持ちあわせているか?

彼女の言葉が胸に響きました。
そして、自分のこれまでの言動を冷静に振り返ってみたところ・・・
恥ずかしながら「YES」と胸をはって答えられない自分がいました。

勉強の必要性はひしひしと感じつつも、しない「言い訳」を自分に許し
ていたのです。

「時間がない」「セミナーや書籍の料金が高い」「遠い」「専門的すぎ
て理解できそうもない。」「愛犬は若くまだまだ元気。」
「その気になりさえすれば、いつでも勉強できる」「しつこく質問して
主治医に煙たがられるのもイヤだし・・・」「今になって一から主治医
探しをするのも大変だし犬も慣れた先生がいいだろうし・・・」etc.

これらは全て、アクションを起こさない自分への「言い訳」でした。
愛犬を「何より大切」と言いつつ、命を預かる者として真の責任の重さ
を認識していなかったことを恥じ、何より愛犬に申し訳ない気持ち
で一杯になりました。

今すぐ「やらない言い訳」は封印し、愛犬としっかり向き合おう!
そう心に決め帰国の途に着きました。

突然愛犬が旅立ったのは、そのわずか1週間後でした。
予想だにしない、あまりに突然の別れに、ただただ悔恨の気持ちが募り
ます。
「まだまだ時間がある」と悠長に構えていた自分の傲慢さを思い知りま
した。

先月開催された「動物愛護シンポジウム」にて日本獣医生命科学大学の
鷲巣月美先生が次のように述べられていました。

私たちは動物と暮らし始めたその日から『命も含めた委任状』」を
 動物から預かっているのです。


命を預かる重みと責任の大きさを、端的に表した言葉だと思います。


以上、まとまりのない内容になってしまい申し訳ありません。
最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。

次回は、いよいよ芝田先生の登場です!

どうぞお楽しみに^^。

ニックネーム だいひょー at 12:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする